Solaris Volume Manager デバイスグループの潜在的なプライマリノードのリストからクラスタノードを削除するには、次の手順を使用します。ノードを削除したいグループデバイスごとに metaset コマンドを繰り返します。
注意 - ほかのノードが有効なクラスタメンバーであり、それらのノードの少なくとも 1 つがディスクセットを持つ場合は、クラスタの外部でブートされるクラスタノードで metaset -s setname -f -t を実行しないでください。 |
phys-schost# プロンプトは、グローバルクラスタのプロンプトを表します。この手順は、グローバルクラスタ上で実行します。
この手順では、長形式の Oracle Solaris Cluster コマンドを使用して説明します。多くのコマンドには短縮形もあります。コマンド名の形式の長短を除き、コマンドは同一です。
デバイスグループタイプ SDS/SVM は Solaris Volume Manager デバイスグループを示しています。
phys-schost-1% cldevicegroup show devicegroup
# cldevicegroup status devicegroup
# metaset -s setname -d -h nodelist
デバイスグループの名前を指定します。
-h で特定されたノードをデバイスグループから削除します。
削除するノード (複数可) のノード名を指定します。
コマンドが正常に動作しない場合は、コマンドに –f (force) オプションを追加します。
# metaset -s setname -d -f -h nodelist
デバイスグループ名は metaset に指定したディスクセット名と一致します。
phys-schost-1% cldevicegroup list -v devicegroup
次に、デバイスグループ構成からホスト名 phys-schost-2 を削除する例を示します。この例では、指定したデバイスグループから phys-schost-2 を潜在的なプライマリとして削除します。cldevicegroup show コマンドを実行することにより、ノードが削除されていることを確認します。削除したノードが画面に表示されていないことを確認します。
ノードの Solaris Volume Manager デバイスグループを判断します # cldevicegroup show dg-schost-1 === Device Groups === Device Group Name: dg-schost-1 Type: SVM failback: no Node List: phys-schost-1, phys-schost-2 preferenced: yes numsecondaries: 1 diskset name: dg-schost-1どのノードがデバイスグループの現在のプライマリノードであるかを特定します。 # cldevicegroup status dg-schost-1 === Cluster Device Groups === --- Device Group Status --- Device Group Name Primary Secondary Status ----------------- ------- --------- ------ dg-schost-1 phys-schost-1 phys-schost-2 Onlineデバイスグループを現在所有しているノードで root 役割になります デバイスグループからホスト名を削除します # metaset -s dg-schost-1 -d -h phys-schost-2ノードの削除を確認します phys-schost-1% cldevicegroup list -v dg-schost-1 === Cluster Device Groups === --- Device Group Status --- Device Group Name Primary Secondary Status ----------------- ------- --------- ------ dg-schost-1 phys-schost-1 - Online