quorumserver のタイプの定足数デバイスを削除するには、How to Remove a Quorum Deviceで説明されているように、定足数デバイスを削除する方法 コマンドを使用します。通常の動作では、このコマンドは定足数サーバーホストに関する定足数サーバーの情報も削除します。ただし、クラスタが定足数サーバーホストとの通信を失うと、定足数デバイスを削除しても、この情報がクリーンアップされません。
定足数サーバークラスタ情報は、次の状況で無効になります。
clquorum remove コマンドを使用してクラスタ定足数デバイスを削除せずに、クラスタの運用を停止した場合。
定足数サーバーホストが停止している間に、quorum_server タイプの定足数デバイスをクラスタから削除した場合。
注意 - タイプ quorumserver の定足数デバイスがまだクラスタから削除されていない場合、この手順を使用して無効な定足数サーバーを削除すると、クラスタ定足数に障害が発生する可能性があります。 |
始める前に
定足数デバイスを削除する方法で説明されているとおりに、定足数サーバーの定足数デバイスを削除します。
注意 - クラスタがまだこの定足数サーバーを使用している場合、この手順を実行するとクラスタ定足数に障害が発生します。 |
# clquorumserver clear –c clustername –I clusterID quorumserver [–y]
以前に定足数サーバーを定足数デバイスとして使用していたクラスタの名前です。
クラスタ名を取得するには、クラスタノード上で cluster show を実行します。
クラスタ ID です。
クラスタ ID は 8 桁の 16 進数です。クラスタ ID を取得するには、クラスタノード上で cluster show を実行します。
1 つまたは複数の定足数サーバーの識別子です。
定足数サーバーは、ポート番号かインスタンス名で識別できます。ポート番号は、クラスタノードが定足数サーバーと通信するために使用されます。インスタンス名は、定足数サーバーの構成ファイル /etc/scqsd/scqsd.conf で指定されます。
実行前に確認のプロンプトを表示することなく、clquorumserver clear コマンドに、構成ファイルからクラスタ情報をクリーン アップさせます。
期限切れのクラスタ情報を定足数サーバーから削除したいことが確かである場合のみ、このオプションを使用します。
この例は、sc-cluster という名前のクラスタについての情報を、ポート 9000 を使用する定足数サーバーから削除します。
# clquorumserver clear -c sc-cluster -I 0x4308D2CF 9000 The quorum server to be unconfigured must have been removed from the cluster. Unconfiguring a valid quorum server could compromise the cluster quorum. Do you want to continue? (yes or no) y