サポートされるデータレプリケーション方式

Oracle Solaris Cluster ソフトウェアは、クラスタ間またはクラスタ内のデータレプリケーション方式として次をサポートしています。

• クラスタ間のレプリケーション – Oracle Solaris Cluster Geographic Edition ソフトウェアを使用する障害回復の場合、クラスタ間のデータレプリケーションを実行するためにホストベースまたはストレージベースのレプリケーションを使用できます。通常、ホストベースのレプリケーションとストレージベースのレプリケーションのいずれかを選択し、両方を組み合わせることはありません。Geographic Edition ソフトウェアで両方のタイプのレプリケーションを管理できます。

  レプリケーションのタイプ データレプリケーション製品 ホストベースのレプリケーション Oracle Solaris の Availability Suite 機能。 ストレージベースのレプリケーション EMC Symmetrix Remote Data Facility (SRDF)。 Hitachi TrueCopy および Hitachi Universal Replicator、Oracle Solaris Cluster Geographic Edition フレームワーク経由。 Oracle ZFS Storage Appliance。

  詳細は、Oracle Solaris Cluster 4.3 Geographic Edition Overview の Data Replicationを参照してください。

  Oracle Solaris Cluster Geographic Edition ソフトウェアを使用せずにホストベースのレプリケーションを使用する場合は、デプロイメントの例: Availability Suite ソフトウェアによるクラスタ間のホストベースのデータレプリケーションの構成の手順を参照してください。

  Oracle Solaris Cluster Geographic Edition ソフトウェアを使用せずにストレージベースのレプリケーションを使用する場合は、レプリケーションソフトウェアのドキュメントを参照してください。

• キャンパスクラスタ内のレプリケーション - この方式は、ホストベースのミラー化の代替として使用されます。

  レプリケーションのタイプ データレプリケーション製品 ストレージベースのレプリケーション EMC Symmetrix Remote Data Facility (SRDF)。 Hitachi TrueCopy および Hitachi Universal Replicator、Oracle Solaris Cluster Geographic Edition フレームワーク経由。

• アプリケーションベースのレプリケーション – Oracle Data Guard はアプリケーションベースのレプリケーションソフトウェアの 1 つの例です。このタイプのソフトウェアは、Geographic Edition フレームワークによる障害回復で、単一インスタンス Oracle データベースまたは RAC データベースをレプリケートするためにのみ使用されます。

  詳細は、Oracle Solaris Cluster Geographic Edition Data Replication Guide for Oracle Data Guardを参照してください。