Oracle Solaris Cluster ソフトウェアでは、他のボリュームマネージャーに加え、raw ディスクデバイスグループを使用できます。 Oracle Solaris Cluster を最初に構成する際、クラスタ内の raw デバイスごとにデバイスグループが自動的に構成されます。 ここで説明する手順を使用して、これらの自動作成されたデバイスグループを Oracle Solaris Cluster ソフトウェアで使用できるように再構成します。
次の理由のため、raw ディスクタイプの新しいデバイスグループを作成します。
複数の DID をデバイスグループに追加したい
デバイスグループの名前を変更する必要がある
cldevicegroup コマンドの –v オプションを使用せずにデバイスグループのリストを作成したい
![]() | 注意 - レプリケートしたデバイスにデバイスグループを作成する場合は、作成するデバイスグループ (Solaris Volume Manager または raw ディスク) の名前をレプリケートしたデバイスグループの名前と同じにする必要があります。 |
次のコマンドは、デバイス dN および dX に対する定義済みのデバイスグループを除去します。
phys-schost-1# cldevicegroup disable dsk/dN dsk/dX phys-schost-1# cldevicegroup offline dsk/dN dsk/dX phys-schost-1# cldevicegroup delete dsk/dN dsk/dX
次のコマンドは、デバイス dN および dX が含まれるグローバルデバイスグループ raw-disk-dg を作成します。
phys-schost-1# cldevicegroup create -n phys-schost-1,phys-schost-2 \ -t rawdisk -d dN,dX raw-disk-dg
phys-schost-1# cldevicegroup show raw-disk-dg