Oracle Solaris Cluster の 2 つの管理コマンド (cluster および clnode) は、ゾーンクラスタでも実行できます。ただし、このコマンドの対象は、コマンドが発行されたゾーンクラスタに限定されます。たとえば、グローバルクラスタノードで cluster コマンドを使用すると、グローバルクラスタおよびすべてのゾーンクラスタに関するすべての情報が得られます。cluster コマンドをゾーンクラスタで使用すると、そのゾーンクラスタのみの情報が得られます。
clzonecluster コマンドをグローバルクラスタノードで使用すると、グローバルクラスタ内のすべてのゾーンクラスタが対象になります。ゾーンクラスタコマンドはまた、コマンド発行時にゾーンクラスタノードが停止していても、ゾーンクラスタ上のすべてのノードを対象とします。
ゾーンクラスタは、リソースグループマネージャー (Resource Group Manager、RGM) の制御下にあるリソースの委任管理をサポートしています。そのため、ゾーンクラスタの管理者は、クラスタ境界にまたがるゾーンクラスタ依存関係を表示できます (ただし、変更はできません)。ゾーンクラスタの境界にまたがる依存関係を作成、変更、削除できるのは、グローバルクラスタノード内の管理者のみです。
次の一覧に、ゾーンクラスタで実行する主な管理タスクを示します。
ゾーンクラスタの起動とリブート - クラスタの停止とブートを参照してください。Oracle Solaris Cluster Manager ブラウザインタフェースを使用して、ゾーンクラスタをブートおよびリブートすることもできます。Oracle Solaris Cluster Manager のログイン手順については、Oracle Solaris Cluster Manager にアクセスする方法を参照してください。
ゾーンクラスタへのノードの追加 - クラスタノードの管理を参照してください。
ゾーンクラスタからのノードの削除 – ゾーンクラスタからノードを削除する方法を参照してください。また、Oracle Solaris Cluster Manager ブラウザインタフェースを使用して、ゾーンクラスタノードからソフトウェアをアンインストールすることもできます。Oracle Solaris Cluster Manager のログイン手順については、Oracle Solaris Cluster Manager にアクセスする方法を参照してください。
ゾーンクラスタの構成の表示 – クラスタ構成を表示する方法を参照してください。Oracle Solaris Cluster Manager ブラウザインタフェースを使用して、ゾーンクラスタの構成を表示することもできます。Oracle Solaris Cluster Manager のログイン手順については、Oracle Solaris Cluster Manager にアクセスする方法を参照してください。
ゾーンクラスタの構成の検証 – 基本的なクラスタ構成を検証する方法を参照してください。
ゾーンクラスタの停止 - クラスタの停止とブートを参照してください。Oracle Solaris Cluster Manager ブラウザインタフェースを使用して、ゾーンクラスタを停止することもできます。Oracle Solaris Cluster Manager のログイン手順については、Oracle Solaris Cluster Manager にアクセスする方法を参照してください。