metaset コマンドを使用して Solaris Volume Manager ディスクセットを作成し、そのディスクセットを Oracle Solaris Cluster デバイスグループとして登録します。デバイスグループには、ディスクセットを登録するときにディスクセットに割り当てた名前が自動的に割り当てられます。
phys-schost# プロンプトは、グローバルクラスタのプロンプトを表します。この手順は、グローバルクラスタ上で実行します。
この手順では、長形式の Oracle Solaris Cluster コマンドを使用して説明します。多くのコマンドには短縮形もあります。コマンド名の形式の長短を除き、コマンドは同一です。
注意 - 作成する Oracle Solaris Cluster デバイスグループ (Solaris Volume Manager、または raw ディスク) の名前は、レプリケートしたデバイスグループと同じ名前にする必要があります。 |
複数所有者のディスクグループを作成するには、–M オプションを使用します。
# metaset -s diskset –a –M –h nodelist
作成するディスクセットを指定します。
ディスクセットをマスターできるノードの一覧を追加します。
ディスクグループを複数所有者として指定します。
# cldevicegroup sync devicegroup
デバイスグループ名は metaset に指定したディスクセット名と一致します。
# cldevicegroup list
# cldevice show | grep Device
ディスクセットをマスターする (またはマスターする可能性がある) クラスタノードによって共有されているドライブを選択します。
ディスクセットにドライブを追加する際は、/dev/did/rdsk/dN 形式の完全な DID デバイス名を使用してください。
次の例では、DID デバイス /dev/did/rdsk/d3 のエントリは、ドライブが phys-schost-1 および phys-schost-2 によって共有されていることを示しています。
=== DID Device Instances === DID Device Name: /dev/did/rdsk/d1 Full Device Path: phys-schost-1:/dev/rdsk/c0t0d0 DID Device Name: /dev/did/rdsk/d2 Full Device Path: phys-schost-1:/dev/rdsk/c0t6d0 DID Device Name: /dev/did/rdsk/d3 Full Device Path: phys-schost-1:/dev/rdsk/c1t1d0 Full Device Path: phys-schost-2:/dev/rdsk/c1t1d0 …
完全な DID パス名を使用します。
# metaset -s setname -a /dev/did/rdsk/dN
デバイスグループ名と同じである、ディスクセット名を指定します。
ディスクセットにドライブを追加します。
# metaset -s setname
次の例は、ディスクドライブ /dev/did/rdsk/d1 と /dev/did/rdsk/d2 を含むディスクセットおよびデバイスグループの作成を示し、デバイスグループが作成されたことを確認します。
# metaset -s dg-schost-1 -a -h phys-schost-1 # cldevicegroup list dg-schost-1 # metaset -s dg-schost-1 -a /dev/did/rdsk/d1 /dev/did/rdsk/d2