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Oracle® Server X5-4 サービスマニュアル

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更新: 2015 年 6 月
 
 

障害検知テスト回路を使用したトラブルシューティング

image:メモリーおよびプロセッササブシステムの障害の切り分けに使用する障害検知ボタンおよびインジケータを示す図。

サーバーには、システム障害検知回路と DIMM 障害検知回路という、2 つの内部テスト回路があります。これらの回路は、障害が発生したコンポーネントの特定に役立ちます。障害が発生した CPU やメモリーライザーカードを特定するにはシステム障害検知回路を使用し、障害が発生した DIMM を特定するには DIMM 障害検知回路を使用します。どちらの回路も電荷を保持し、サーバーから電源を切断したあとで動作可能な出力は限定されています。DIMM 障害検知回路は 10 分間アクティブであり、システム障害検知回路は 30 分から 60 分間アクティブです。

AC 電源をシステムに接続すると (スタンバイ電力の供給)、システム障害検知回路の蓄電器が 10 分で 63% (インジケータをオンにするのに十分な量) まで充電され、約 20 分で満充電の状態になります。障害検知ボタンを押すと電源インジケータが緑色に点灯し、障害の発生したコンポーネントを特定するのに必要な電力が回路にあることを示します。

障害が発生したコンポーネントを特定するためにこれらの回路を使用する方法の詳細は、Locate a Failed Memory Riser Card, DIMM, or CPUを参照してください。