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Oracle® Server X5-4 サービスマニュアル

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更新: 2015 年 6 月
 
 

ハードウェア障害メッセージのクリア

コンポーネントの保守後、Oracle ILOM を使用して障害を手動でクリアしなければならない場合があります。障害は Oracle ILOM の障害マネージャーで捕捉され、障害管理データベースに保存されます。コンポーネント障害を手動でクリアするには、Oracle ILOM 障害管理シェルで fmadm コマンドを使用します。障害管理シェルを使用するには Oracle ILOM CLI にログインします。Oracle ILOM イベントログに記録されたイベントについては、Oracle ILOM Web インタフェースを使用します。

fmadm の使用の詳細は、『Oracle ILOM ユーザーガイド』 (http://www.oracle.com/goto/ILOM/docs) を参照してください

始める前に

この手順では、Oracle ILOM CLI インタフェースを使用する必要があります。

  1. SSH セッションを開いてコマンド行で SP の Oracle ILOM CLI にログインします。

    root または管理者権限を持つユーザーでログインします。次に例を示します。

    ssh root@ipadress

    ipadress はサーバー SP の IP アドレスです。

    Oracle ILOM へのアクセス方法の詳細は、『Oracle X5 シリーズサーバー管理ガイド』 (http://www.oracle.com/goto/x86AdminDiag/docs) を参照してください。

    Oracle ILOM CLI のプロンプトが表示されます。

    ->

  2. fmadm にアクセスするには、次のように入力します。

    start /SP/faultmgmt/shell

    fmadm プロンプトが表示されます。

    faultmgmtsp>

  3. fmadm を使用して障害を表示またはクリアするためのコマンドオプションのリストを取得するには、次のように入力します。

    help fmadm

    次の出力が表示されます。

    Usage: fmadm <subcommand>
      where <subcommand> is one of the following:
        faulty [-asv] [-u <uuid>]   : display list of faults
        faulty -f [-a]              : display faulty FRUs
        faulty -r [-a]              : display faulty ASRUs
        acquit <FRU>                : acquit faults on a FRU
        acquit <UUID>               : acquit faults associated with UUID
        acquit <FRU> <UUID>         : acquit faults specified by
                                      (FRU, UUID) combination
        replaced <FRU>              : replaced faults on a FRU
        repaired <FRU>              : repaired faults on a FRU
        repair <FRU>                : repair faults on a FRU
        rotate errlog               : rotate error log
        rotate fltlog               : rotate fault log
  4. アクティブで障害のあるコンポーネントを表示するには、fmadm faulty と次のオプションを使用します。
    • -a – アクティブで障害のあるコンポーネントを表示します

    • -f – アクティブで障害のある FRU を表示します。

    • -r – アクティブで障害のある FRU と、それらの障害管理状態を表示します。

    • -s – 障害イベントごとに障害のサマリーが 1 行で表示されます。

    • -u uuid – 特定の汎用一意識別子 (uuid) に一致する障害診断イベントを表示します。

    各コマンドの詳細は、使用している Oracle ILOM バージョンの『Oracle ILOM システムモニタリングおよび診断用ユーザーズガイド』 (http://www.oracle.com/goto/ILOM/docs) を参照してください。

  5. fmadm を使用して、障害をクリアします。

    障害をクリアするときに、問題のコンポーネントに対して acquitrepairreplaced、または repaired のいずれかを指定できます。

  6. Oracle ILOM セッションを閉じます。