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Oracle® Server X5-4 サービスマニュアル

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更新: 2015 年 6 月
 
 

インジケータの点滅速度


注 -  ここで説明する点滅速度の情報は、すべてのサーバータイプ (たとえば、ブレードやラックマウント) には当てはまらない可能性があります。

このセクションでは、次のインジケータの点滅速度について説明します。

常時点灯

常時点灯状態の場合は、インジケータが点灯し続け、点滅はしません。これは、動作状態 (緑色) や保守要求の障害状態 (オレンジ色) などの継続する状況を示します。

image:上で説明されている点滅速度の矩形波を描写したものを示す図。

常時消灯

常時消灯状態の場合は、インジケータが消灯し続け (点灯せず)、点滅はしません。これは、交流電力がない (緑色のシステム OK インジケータが点灯していない) などシステムが動作していないこと、またはサブシステムが障害状態ではない (オレンジ色の保守要求インジケータが点灯していない) ことを示します。

image:上で説明されている点滅速度の矩形波を描写したものを示す図。

遅い点滅速度

遅い点滅速度の場合は、インジケータ (通常は緑色) が 1 秒間 のうち 0.5 秒点灯、0.5 秒消灯を繰り返します (1 Hz)。遅い点滅速度は、動作が進行中であることを示します。遅い点滅速度は、たとえば、デバイスが再構築中、ブート中、またはあるモードから別のモードへの移行中の場合に発生します。

image:上で説明されている点滅速度の矩形波を描写したものを示す図。

速い点滅速度

速い点滅速度の場合は、インジケータが 1 秒間に 2 回点滅 (点灯、消灯、点灯) を繰り返します (2 Hz)。速い点滅速度は、動作やデータ転送を示します。

image:上で説明されている点滅速度の矩形波を描写したものを示す図。

1 回の (スタンバイ) 点滅速度

1 回の点滅速度の場合は、インジケータが 3 秒の間隔が始まるときに 1 回という点滅を繰り返します。これは、コンポーネントまたはシステムがスタンバイモードであることを示します。1 回の点滅速度は、たとえば、サーバーがスタンバイ電源モードである場合や、ホットスペアデバイスが使用されるのを待機している場合に発生します (予測される障害を示すためにオレンジ色のインジケータでも使用されます)。

image:上で説明されている点滅速度の矩形波を描写したものを示す図。

遅い一斉の点滅速度

遅い一斉の点滅速度の場合は、コンポーネントのインジケータが、1 秒間 のうち 0.5 秒間、一斉に点滅します (1 Hz)。通常これは、連続 3 回の点滅に限られます。これは、取り外し可能なデバイス (たとえば、ストレージドライブやブレード) が電源を備えたシステムに正常に挿入されたことを示します (電源接続の確認)。

image:上で説明されている点滅速度の矩形波を描写したものを示す図。

挿入点滅

挿入点滅は、ホットスワップコンポーネントの主要なステータスインジケータ (たとえば、緑色の OK インジケータ) の、連続 3 回の点滅です。挿入点滅は、コンポーネントのすべてのインジケータが連続して 3 回一斉に点滅(Slow Unison Blinkを参照) したあと、すぐに発生します。

一斉の常時点灯

一斉の常時点灯の場合、すべてのインジケータは一斉に点灯したまま (Steady Onを参照) になります。これは、フロントパネルのランプテスト (Front Panel Lamp Testを参照) 中に発生します。

image:上で説明されている点滅速度の矩形波を描写したものを示す図。

交互の (無効な FRU) 点滅速度

緑色のインジケータとオレンジ色のインジケータが 1 Hz で点灯する繰り返しシーケンス。コンポーネントのバージョンが正しくないか一致しない (たとえば、電源装置の定格が指定したものより低い) ことを示します。また、サポートされていないコンポーネント、サポートされていないスロットにあるコンポーネント、またはそのシステムに対して電源装置をオーバーサブスクライブさせるブレードに対しても使用されます。

image:上で説明されている点滅速度の矩形波を描写したものを示す図。

フィードバック点滅

インジケータは、動作の間、その動作に応じて点滅しますが、点滅は 2 Hz の速い点滅速度 (Fast Blink Rateを参照) を上回りません。たとえば、ディスクドライブの読み取りおよび書き込み動作や、通信ポートの送信および受信動作です。

データ点滅速度

データの動作が発生している間、通常は点灯しているインジケータが、1 秒間で 2 回 (2 Hz、Fast Blink Rateも参照)、繰り返し消灯します。

順次 (診断) 点滅速度

診断が実行中であることを示すために、各インジケータが連続してそれぞれ 0.5 秒間点灯する繰り返しシーケンス。この点滅速度は、診断を実行できるシステムまたはコンポーネント (たとえば、ブレードサーバー) でのみ使用されます。