このセクションでは、サーバー PCIe スロットに関する次の情報について説明します。
スロット指定の詳細は、PCIe Slot Designationsを参照してください。
サポートされている PCIe カードの詳細と、カード枚数およびスロットの制限については、プロダクトノートを参照してください。
サーバーには 11 個のロープロファイル PCIe 2.0 カードスロットがあり、それらの長さと機能は次のとおりです。
スロット 1、2、3、4、5、6、7、9、10 は x8 コネクタ (x8 電気インタフェース)
スロット 8、11 は x16 コネクタ (x8 または x16 電気インタフェース)
PCIe カードの合計数とスロットの装着順序は、サーバーの CPU 構成によって異なります。
2 CPU 構成では PCIe スロット 1、2、3、4、5、および 6 のみサポートされます。
4 CPU 構成では 11 すべての PCIe スロットがサポートされます。
どちらの構成でも PCIe スロット 2 がストレージドライブ HBA 用に予約されているため、2 CPU 構成では残りの 5 つのスロットが使用可能で、4 CPU 構成では残りの 10 個のスロットが使用可能です。
一般に、PCIe カードをサーバーに取り付ける場合は、次の装着順序を使用します。
2 CPU 構成の場合、スロットの装着順序はスロット 6、4、5、3、1 です。
たとえば、PCIe カードを 2 CPU 構成のサーバーに取り付ける場合は、まず、スロット 6 が使用可能かどうかを確認します。使用可能な場合は、このスロットにカードを取り付けます。使用可能でない場合は、スロット 4 が使用可能かどうかを確認します。スロット 4 が使用可能でない場合は、スロット 5 が使用可能かどうかを確認します。使用可能なスロットが見つかるまで、スロット 3、および 1 で、この手順を続けます。
4 CPU 構成の場合、スロットの装着順序はスロット 11、8、6、4、10、7、5、3、9、1 です。
たとえば、PCIe カードを 4 CPU 構成のサーバーに取り付ける場合は、まず、スロット 11 が使用可能かどうかを確認します。使用可能な場合は、このスロットにカードを取り付けます。使用可能でない場合は、スロット 8 が使用可能かどうかを確認します。スロット 8 が使用可能でない場合は、スロット 6 が使用可能かどうかを確認します。使用可能なスロットが見つかるまで、スロット 4、10、7、5、3、9、および 1 で、この手順を続けます。
ブートデバイスとして使用できるいくつかの PCIe カードがサーバーに取り付けられている場合は、ブートに使用されない PCIe スロットの Option ROM を無効にします。デフォルトでは、BIOS は PCIe スロット 2 と、4 つのオンボード 10G ビット Ethernet ポートの Option ROM を有効にします。