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Oracle® Server X5-4 サービスマニュアル

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更新: 2015 年 6 月
 
 

サポートされている DIMM と DIMM 配置規則

このセクションでは、システムのメモリーライザーに対してサポートされている DIMM の構成および配置規則について説明します。システムでは Oracle がサポートしている DIMM のみを使用してください。

サポートされている構成

  • サポートされている最小構成:

    • 2 または 4 CPU システム:

      各メモリーライザー (スロット D0 および D3) に取り付けられた 2 つの DDR3 (Double Data Rate 3) 16G バイトの低電圧 RDIMM (Registered Dual In-Line Memory Modules)。

  • サポートされている最大構成:

    • 2 CPU システム:

      最大 48 DDR3 低電圧 RDIMM または LRDIMM (Load Reduced Dual In-Line Memory Modules) がサポートされます。

    • 4 CPU システム:

      最大 96 の DDR3 低電圧 RDIMM または LRDIMM がサポートされます。

Oracle から入手可能なサポートされている DIMM の種類とサイズ:


注 -  チャネル当たり 1 または 2 枚の DIMM 構成では DIMM システムパフォーマンスの最大速度は 1600 MHz で、チャネルあたり 3 枚の DIMM 構成では最大 1333 MHz (DIMM がこれよりも速い場合も) です。
DIMM サイズ
種類
構成
16G バイト
DDR3-1600 LV RDIMM
デュアルランク x4 (2Rx4)
32G バイト
DDR3-1600 LV LRDIMM
クワッドランク x4 (4Rx4)

配置規則:

  • システムで常にサポートされるのは、1 つの種類とサイズの DIMM だけです。異なるサイズやテクノロジの DIMM (RDIMM や LRDIMM など) の混合はサポートされません。

  • 異なるサイズの DIMM にアップグレードする場合は、新しい容量に一致するよう、システム内のすべての DIMM を交換してください。

  • すべてのメモリーライザーカードに同じように取り付けられている必要があります。

  • メモリーライザーカードごとに次の順に DIMM を取り付けます (詳細は、次の図を参照してください)。

    1. 最小構成 (ライザーあたり 2 つの DIMM) のシステムの場合は、システム内の各メモリーライザーのメモリーライザースロット D6 および D9 に 2 つ以上の DIMM を追加します。最終的には、DIMM スロット D0、D3、D6、および D9 (黒色/黒色のスロット) のすべてに取り付けることになります。これにより、メモリーバッファーを通してチャネル構成あたり 1 つの DIMM が実現します。

      メモリーアップグレードでは、次のように、ライザーあたり 4 つずつ DIMM を追加します。

    2. 次に、ライザースロット D1、D4、D7、および D10 (黒色/白色のスロット) に取り付けます。これにより、チャネル構成あたり 2 つの DIMM が実現されます。

    3. 最後に、ライザースロット D2、D5、D8、および D11 (白色/白色のスロット) に取り付けます。これにより、チャネル構成あたり 3 つの DIMM が実現されます。

    メモリースロットと取り外しレバーは、黒色と白色のカラースキームを使用して色分けされています。次の図に示すように、スロットには、黒色のレバーが付いた黒色のスロット (黒色/黒色のスロット)、白色のレバーが付いた黒色のスロット (黒色/白色のスロット)、または白色のレバーが付いた白色のスロット (白色/白色のスロット) があります。

    image:スロットとレバーのカラースキームを示す図。
    吹き出し
    説明
    1
    スロット
    2
    レバー

メモリーライザーの配置:

次の図は、メモリーライザーカードの DIMM スロットとチャネルの指定を示しています。

image:メモリーライザーカードの DIMM スロットの配置と装着順序を示す吹き出しのある図。
吹き出し
説明
0 - 11
DIMM スロット番号。ボードのラベルではスロット番号の前に "D" が付け加えられます (例: D0–D11)。
B
チャネル B のスロット: D0–D2 (メモリーバッファー 0 用)、D6–D8 (メモリーバッファー 1 用)。
A
チャネル A のスロット: D3–D5 (メモリーバッファー 0 用)、D9–D11 (メモリーバッファー 1 用)。
C0
メモリーバッファー 0。
C1
メモリーバッファー 1。