このセクションでは、システムのメモリーライザーに対してサポートされている DIMM の構成および配置規則について説明します。システムでは Oracle がサポートしている DIMM のみを使用してください。
サポートされている構成
サポートされている最小構成:
2 または 4 CPU システム:
各メモリーライザー (スロット D0 および D3) に取り付けられた 2 つの DDR3 (Double Data Rate 3) 16G バイトの低電圧 RDIMM (Registered Dual In-Line Memory Modules)。
サポートされている最大構成:
2 CPU システム:
最大 48 DDR3 低電圧 RDIMM または LRDIMM (Load Reduced Dual In-Line Memory Modules) がサポートされます。
4 CPU システム:
最大 96 の DDR3 低電圧 RDIMM または LRDIMM がサポートされます。
Oracle から入手可能なサポートされている DIMM の種類とサイズ:
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配置規則:
システムで常にサポートされるのは、1 つの種類とサイズの DIMM だけです。異なるサイズやテクノロジの DIMM (RDIMM や LRDIMM など) の混合はサポートされません。
異なるサイズの DIMM にアップグレードする場合は、新しい容量に一致するよう、システム内のすべての DIMM を交換してください。
すべてのメモリーライザーカードに同じように取り付けられている必要があります。
メモリーライザーカードごとに次の順に DIMM を取り付けます (詳細は、次の図を参照してください)。
最小構成 (ライザーあたり 2 つの DIMM) のシステムの場合は、システム内の各メモリーライザーのメモリーライザースロット D6 および D9 に 2 つ以上の DIMM を追加します。最終的には、DIMM スロット D0、D3、D6、および D9 (黒色/黒色のスロット) のすべてに取り付けることになります。これにより、メモリーバッファーを通してチャネル構成あたり 1 つの DIMM が実現します。
メモリーアップグレードでは、次のように、ライザーあたり 4 つずつ DIMM を追加します。
次に、ライザースロット D1、D4、D7、および D10 (黒色/白色のスロット) に取り付けます。これにより、チャネル構成あたり 2 つの DIMM が実現されます。
最後に、ライザースロット D2、D5、D8、および D11 (白色/白色のスロット) に取り付けます。これにより、チャネル構成あたり 3 つの DIMM が実現されます。
メモリースロットと取り外しレバーは、黒色と白色のカラースキームを使用して色分けされています。次の図に示すように、スロットには、黒色のレバーが付いた黒色のスロット (黒色/黒色のスロット)、白色のレバーが付いた黒色のスロット (黒色/白色のスロット)、または白色のレバーが付いた白色のスロット (白色/白色のスロット) があります。
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メモリーライザーの配置:
次の図は、メモリーライザーカードの DIMM スロットとチャネルの指定を示しています。
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