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Oracle® Server X5-8 サービスマニュアル

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更新: 2015 年 7 月
 
 

インジケータのトラブルシューティング

サーバーのフロントパネルの 8 つのインジケータは、サーバーの状態を示します。インジケータの位置の詳細は、Front Indicator Module (FIM) Panelおよび Back Indicator Panelを参照してください。

次のセクションでは、サーバーのさまざまな状態に対するフロントパネルのインジケータのステータスについて説明します。


注 -  後述するエラー状態のシナリオでは、電源 OK インジケータの状態は冗長コンポーネントの存在や障害の重大度によって異なります。

サーバーのブートプロセスと正常動作状態のインジケータ

正常なサーバーのブートプロセスには、サービスプロセッサ (SP) インジケータと電源 OK インジケータが関与します。次の図では、吹き出し 1 が電源 OK インジケータ、吹き出し 3 が SP インジケータを示します。吹き出し 2 は電源ボタンを示します。

image:前面のインジケータモジュールと吹き出しの図。

次の表に、通常のブートシーケンス中のインジケータのアクティビティーを示します。

システム条件
SP インジケータ
電源 OK インジケータ
サーバーに AC 電源が投入されます。SP がブート中です。
点滅
消灯
SP がブート済みで使用可能です。ホストは電源がオフになっています。
常時点灯
1 回の点滅速度で点滅 (3 秒に 1 回すばやく点滅)
SP は実行中です。ホストはブート中です。
常時点灯
速い速度で点滅
SP およびホストは実行中です。これはシステムの正常な動作状態です。
常時点灯
常時点灯

ロケータインジケータのオン

ロケータインジケータは、フロントパネルとバックパネルの両方にある白色の組み合わせボタン/インジケータです。オンになると、速い点滅速度で点滅します。

  • Oracle ILOM からリモートでオンにして、ラック内のサーバーを識別します。

    通常、保守用に準備されているサーバーはスタンバイ電源モードに入り、ロケータインジケータはオンになります。

  • ボタンを押して物理的プレゼンスを示すことができます。保守手順によっては、ロケータインジケータボタンを押して物理的プレゼンスを証明することが求められます。

  • ロケータインジケータを Oracle ILOM からリモートでオフにしたり、ボタンを押してオフにしたりできます。

次の図はフロントパネルのロケータインジケータを示しています。

image:ロケータインジケータを示す吹き出しが付いたシステムの図。

インジケータの点滅速度の情報については、Indicator Blink Ratesを参照してください。

温度超過状態

サーバーが温度超過状態の場合は、サーバーのオレンジ色の温度超過インジケータとオレンジ色の保守要求インジケータ (前面および背面) が点灯したままです。前面と背面の緑色の電源 OK インジケータおよび緑色の SP インジケータの状態は、状態の重大度によって異なります。

インジケータの点滅速度の情報については、Indicator Blink Ratesを参照してください。

PSU 障害

サーバーの PSU が障害状態にある場合は、サーバーのオレンジ色の保守要求インジケータ (前面および背面) と PSU のオレンジ色の保守要求インジケータが点灯したままです。前面と背面の緑色の電源 OK インジケータと緑色の SP インジケータは点灯したままです。

インジケータの点滅速度の情報については、Indicator Blink Ratesを参照してください。

メモリーの障害

サーバーのメモリーサブシステムに障害が発生した場合は、サーバーのオレンジ色の保守要求インジケータ (前面および背面) とオレンジ色の CMOD 保守要求インジケータが点灯したままです。前面と背面の緑色の電源 OK インジケータと緑色の SP インジケータは点灯したままです。

インジケータの点滅速度の情報については、Indicator Blink Ratesを参照してください。

CPU 障害

サーバーのプロセッササブシステムに障害が発生した場合は、サーバーのオレンジ色の保守要求インジケータ (前面および背面) とオレンジ色の CMOD 保守要求インジケータが点灯したままです。前面と背面の緑色の電源 OK インジケータと緑色の SP インジケータのアクティビティーは、サーバーが正常にブートできるかどうかによって異なります。サーバーはスタンバイ電源モードからブートできない場合があります。

インジケータの点滅速度の情報については、Indicator Blink Ratesを参照してください。

ファンモジュールの障害

サーバーのファンモジュールに障害が発生した場合は、サーバーのオレンジ色の保守要求インジケータ (前面および背面) とファンモジュールのオレンジ色の保守要求インジケータが点灯したままです。前面と背面の緑色のサーバー OK インジケータと緑色の SP インジケータは点灯したままです。

インジケータの点滅速度の情報については、Indicator Blink Ratesを参照してください。

SP 障害

サーバーの SP に障害が発生した場合は、サーバーのオレンジ色の保守要求インジケータ (前面および背面) は点灯したままです。前面と背面のシステム OK インジケータと SP OK インジケータはオフになります。

インジケータの点滅速度の情報については、Indicator Blink Ratesを参照してください。

フロントパネルのランプテスト

フロントパネルのインジケータのランプテストを実行するには、位置特定ボタンを 5 秒間に 3 回押します。前面と背面のすべてのインジケータが点灯し、15 秒間点灯したままになります (Unison Steady Onを参照)。

インジケータの点滅速度の情報については、Indicator Blink Ratesを参照してください。