このセクションでは、サーバーシステムモジュール (SMOD) とそのコンポーネントについて説明します。説明項目は次のとおりです。
SMOD コンポーネントは次のとおりです。
外部からアクセス可能:
サーバーストレージドライブ (HDD/SSD)
IO ポートおよび 2 つの外部 USB ポート
内部からアクセス可能:
SMOD マザーボード
サービスプロセッサ (SP)
ストレージドライブバックプレーン
SAS ホストバスアダプタ (HBA)
内蔵 USB ポート (2)
エネルギーストレージモジュール (ESM)
リアルタイムクロックバッテリ
SMOD はサーバーの背面にあります。これには緑色のロックリリース爪が付いた取り外しおよび取り付けレバーが付いています。
次の図に、SMOD および 2 つのリリース爪を示します。
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次の図で、吹き出し 1 は 4 つずつの 2 行に並べられている 8 つのストレージドライブスロットの位置を示しています。
コンポーネントの保守性、位置、および名称については、Component Serviceability, Locations, and Designationsを参照してください。
SMOD マザーボードは、サービスプロセッサ (SP)、2 つのディスクバックプレーン (外部からアクセス可能なサーバーストレージドライブ用)、システムリアルタイムクロックバッテリ、および HBA 用のエネルギーストレージモジュールをホストします。また、サーバーストレージ HBA および 2 つの内蔵 USB ポート用の PCIe ライザーもあります。PCIe ライザーと内蔵 USB ポートは SMOD の下部にあります。
コンポーネントの保守性、位置、および名称については、Component Serviceability, Locations, and Designationsを参照してください。
システムの Emulex Pilot 3 サービスプロセッサ (SP) は SMOD マザーボード上にあり、SMOD の前面の管理ポートを介してローカルおよびリモートからアクセスできます。SP には組み込み型のサーバー管理ツールである Oracle ILOM が格納されています。SP は取り外しできません。
外部からアクセス可能な SMOD 上のサーバーストレージドライブは、SMOD マザーボード上にマウントされた 2 つのバックプレーンに接続します。SAS ケーブルも、バックプレーンを SMOD の下部のライザースロットに取り付けられている HBA カードに接続します。バックプレーンは取り外しや交換ができません。
コンポーネントの保守性、位置、および名称については、Component Serviceability, Locations, and Designationsを参照してください。
サーバーでは、外部からアクセス可能な SAS (または SATA) サーバーストレージドライブ用に 1 つの内部 HBA (Oracle Storage 12 Gb/s RAID HBA、内蔵) が必要とされます。HBA は SMOD マザーボードの下面のライザースロットに取り付けられ、2 本の mini-SAS4I コネクタケーブルでバックプレーンに接続されます。
次の図に、SMOD の下面 (下部) に取り付けられた HBA カードと、HBA をサーバーストレージバックプレーンを接続する 2 本の SAS ケーブル、およびエネルギーストレージモジュールを HBA に接続するケーブルを示します。
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コンポーネントの保守性、位置、および名称については、Component Serviceability, Locations, and Designationsを参照してください。
SMOD には、SMOD マザーボードの下面の PCIe カードライザースロットの横に 2 つの内蔵 USB ポートがあります。これらのポートは、P0 と P1 として名称設定されます。
断っていない場合、ポート P0 には工場出荷時に取り付けられた、Oracle System Assistant、ブート可能なサーバー設定、プロビジョニング、および更新ツールを含むフラッシュドライブがあります。ポート P0 は Oracle System Assistant をサポートする場合にのみ使用できます。OS のブートや Oracle System Assistant に関連のないファイルの保存には使用できません。
エネルギーストレージモジュール (ESM) は HBA のためのバックアップ電源を提供します。これは SMOD の上部中央のホルダーに配置され、HBA に接続するケーブルが付いています。