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Oracle® Server X5-8 サービスマニュアル

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更新: 2015 年 7 月
 
 

診断ツール

診断ツールは、テストと検証を行う包括的な診断ツール (Oracle VTS) から発生順のイベントログ (Oracle ILOM System Log) まで、多岐にわたります。さらに、スタンドアロンソフトウェアパッケージ、ファームウェアベースのテスト、およびハードウェアベースの LED インジケータも含まれます。

次の表に診断ツールをまとめて示します。

診断ツール
タイプ
機能
使用条件
リモートでの利用
Oracle ILOM
SP ファームウェア
環境条件およびコンポーネント機能センサーのモニタリング、アラートの生成、障害分離の実行のほか、リモートアクセスを提供します。
スタンバイ電源モードまたはフル電源モードのどちらかで使用可能。OS には依存しません。
リモートでもローカルでもアクセスできるよう設計されています。
「Preboot」メニュー
SP ファームウェア
Oracle ILOM にアクセスできない場合に、Oracle ILOM の一部 (ファームウェアを含む) をデフォルトに戻すことができます。
スタンバイ電源モードまたはフル電源モードのどちらかで使用可能。OS には依存しません。
ローカル。ただし、SP シリアルポートがネットワークアクセス可能な端末サーバーに接続されている場合は、リモートのシリアルアクセスが可能です。
ハードウェアベースの LED インジケータ
ハードウェアおよび SP ファームウェア
システム全体および特定のコンポーネントのステータスを示します。
システム電源が有効なときに利用できます。
ローカル。ただし、センサーとインジケータは、Oracle ILOM の Web インタフェースまたはコマンド行インタフェース (CLI) からアクセスできます。
電源投入時自己診断 (POST)
ホストファームウェア
システムのコアコンポーネント (CPU、メモリー、およびマザーボードの I/O ブリッジ IC) をテストします。
起動時に実行されます。オペレーティングシステムが動作していないときに利用可能です。
ローカル。ただし、Oracle ILOM リモートコンソールからアクセスできます。
U-Boot
SP ファームウェア
Oracle ILOM SP とオペレーティングシステムをブートする前に、サービスプロセッサ (SP) のさまざまな機能の初期化とテストを行います。SP メモリー、SP、ネットワークデバイスおよび I/O デバイスをテストします。
スタンバイ電源モードまたはフル電源モードのどちらかで使用可能。OS には依存しません。
ローカル。ただし、SP シリアルポートがネットワークアクセス可能な端末サーバーに接続されている場合は、リモートのシリアルアクセスが可能です。
Solaris コマンド
オペレーティングシステムソフトウェア
各種システム情報を表示します。
オペレーティングシステムが必要です。
ローカル、およびネットワーク経由。
Oracle VTS
診断ツールのスタンドアロンソフトウェア
システムの動作テストや負荷テストをパラレルで実行します。
オペレーティングシステムが必要です。Oracle VTS ソフトウェアを別途インストールします。
ネットワーク経由での表示および制御。
UEFI 診断
一連の診断テスト
診断テストを Oracle ILOM から実行します。
テストを手動または自動で実行します。結果は画面またはログファイルから読みます。
Oracle ILOM を使用したリモートアクセス。