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Oracle® Server X5-8 サービスマニュアル

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更新: 2015 年 7 月
 
 

メモリーと DIMM のリファレンス

このセクションでは、メモリー、DIMM、および DIMM の配置に関する次の情報を示します。

DIMM の詳細

  • サポートされている DIMM の速度は、1333 および 1600 MHz です。

  • サポートされているすべての DIMM は、定格速度に関係なく 1333 MHz で動作します。

  • 1 つの CMOD 内にサイズの異なるメモリーを混在させることはできません (DIMM Rulesを参照してください)。

  • 同じシャーシ内に LVDIMM と LRDIMM を混在させることはできません。

メモリーバッファーとメモリーチャネル

各 CMOD には、6 スロットずつ 4 グループに分けて配置された 24 個の DIMM スロットが含まれています。各グループのスロットは、4 つのメモリーバッファーのいずれか 1 つによって制御されます。各バッファーには独立した 2 つのメモリーチャネル A と B があります (1 つの CMOD につき 8 つのメモリーチャネルがある)。各チャネルは 1 - 3 の DIMM をサポートし、3 つの DIMM スロットが割り当てられています。次の図に、メモリーバッファー、DIMM スロットのグループ、および各チャネルに割り当てられているスロットの位置を示します。

image:メモリーバッファー、DIMM スロット、およびチャネルを示す、吹き出し付きの図。
吹き出し
説明
1
メモリーバッファー
A
チャネル A に割り当てられている DIMM スロット
B
チャネル B に割り当てられている DIMM スロット

DIMM スロットの番号付けと色分け

スロットの番号付けに関する情報については、Memory Slot Designationsを参照してください。

1 つのスロットグループ内の 2 つのメモリーチャネルを区別し、DIMM の装着順序に役立つようにするため、各チャネルに割り当てられている 3 つの DIMM スロットには色分けされたスロットとレバーがあります。色分けは、黒色のレバーの付いた黒色のスロット、白色のレバーの付いた黒色のスロット、および白色のレバーの付いた白色のスロットになります。

次の図に、1 つのスロットグループ内の DIMM スロットの色コードパターンを示します。このパターンは、すべてのスロットグループで繰り返されます。

image:DIMM スロットの色パターンを示す、吹き出し付きの図。
吹き出し
説明
1
黒色のレバーの付いた黒色のスロット
2
白色のレバーの付いた黒色のスロット
3
白色のレバーの付いた白色のスロット

DIMM 規則

DIMM 取り付け規則は、8 つのすべてのメモリーチャネルにメモリーを広げることで、利用可能なメモリー帯域幅を最大限に向上させることを目標としています。

DIMM の取り付け時には、次の規則を考慮してください。

  • システム内の DIMM がすべて同じタイプおよびサイズになるようにします。

  • すべての CMOD に同じように取り付けられているようにします。

  • 工場出荷時の DIMM の最小構成では、各 CMOD に 16G バイトの DIMM が 4 つずつあり、スロット D0、D6、D12、および D18 に取り付けられています。

    この構成では、4 つの DIMM をスロット D3、D9、D15、および D21 に取り付けることで、CMOD ごとに 4 つの DIMM のアップグレードが可能です。

  • 出荷時の最小構成へのアップグレード (前述) のほかに、各 CMOD に DIMM を 8 個セットで (メモリーバッファーチャネルごとに 1 つずつ) 追加する必要もあります。CMOD 0 から CMOD 3 (4 CMOD 構成の場合) または CMOD 7 (8 CMOD 構成の場合) までの各 CMOD に 8 つの DIMM を追加します。すべての CMOD への取り付けが終わったら、CMOD 0 に戻り、次の 8 個セットを各 CMOD に追加するシーケンスを繰り返します。

    たとえば、最初の 8 つの DIMM を CMOD 0 に取り付け、次の 8 つの DIMM を CMOD 1 に取り付け、続けて構成内のすべての CMOD に同様に取り付けます。構成内のすべての CMOD にわたって 32 個の DIMM (4 CMOD) または 64 個の DIMM (8 CMOD) を追加したら、次の 8 個セットのために CMOD 0 に戻り、この装着パターンを継続します。

  • 各 CMOD には同じサイズの DIMM しか入れられません。1 つの CMOD 内にサイズの異なるメモリーを混在させることはできませんが、CMOD 間でサイズを混在させることは可能です。

  • 同じシャーシ内に LVDIMM と LRDIMM を混在させることはできません。

DIMM スロットの装着順序

DIMM スロットの装着順序は次のとおりです。


注 -  常にメモリーバッファーからもっとも遠い DIMM スロットを最初に装着してください。
  1. 黒色のレバーの付いた黒色のスロットを装着します: D0、D3、D6、D9、D12、D15、D18、D21

    DIMM の最小構成でのスロットの装着は、CMOD ごとに D0/D6/D12/D18 になります

  2. 白色のレバーの付いた黒色のスロットを装着します: D1、D4、D7、D10、D13、D16、D19、D22

  3. 白色のレバーの付いた白色のスロットを装着します: D2、D5、D8、D11、D14、D17、D20、D23