この手順では、ウォームサービスのためにサーバーを準備する方法について説明します。これにより、電源コードを抜いたり Oracle ILOM をシャットダウンせずに CMOD、DIMM、プロセッサ、およびヒートシンクを取り外して交換できます。
1 つの冷却ゾーン (垂直の列) で 2 つのファンモジュールが取り外されていることが Oracle ILOM によって検出されると、CMOD への電源を切断するため、電源コードを取り外さずに CMOD およびそのサブコンポーネントを保守できます。ウォームサービスモードで Oracle ILOM は引き続き利用できます。
この手順では、Oracle ILOM Web インタフェースと CLI インタフェースを組み合わせて使用します。ただし、この手順は、Oracle ILOM CLI インタフェースのみを使用して実行できます (詳細は Oracle ILOM のドキュメントを参照してください)。
コンポーネントの保守性の詳細は、Component Serviceability Requirementsを参照してください。
![]() | 注意 - サービスの停止またはコンポーネントの損傷が発生する可能性があります。サーバーがウォームサービスモードのときに、CMOD およびそのサブコンポーネント以外のコンポーネントを取り外さないでください。 |
![]() | 注意 - データ損失が発生します。システムが全電力モードのときに、1 つの列から 2 つ以上のファンモジュールを取り外さないでください。この操作によって CMOD の電源が失われ、即時シャットダウンが発生します。CMOD が 8 つのシステムの場合、これはすべてのファンモジュールに該当します。CMOD が 4 つのシステムの場合、これは左側のファンフレームのファンモジュールに該当します。 |
始める前に
重要: 取り外しおよび取り付けの手順を実行する前に、ハードウェア関連の情報についてOracle Server X5-8 Product Notes を参照してください。
サーバー SP の IP アドレスを使用して Web ブラウザから Oracle ILOM を指定し、root または管理者権限を持つユーザーとしてとしてログインします。Accessing Oracle ILOM in Oracle X5 Series Servers Administration Guideを参照してください。
このアクションはサーバーの電源を切断して、スタンバイ電源モードにします。電源切断オプションについては、Powering Off the Serverを参照してください。
このアクションは、サーバーのフロントパネルおよびバックパネルにあるロケータインジケータをアクティブにします。ほかのオプションについては、Managing the Locator Indicatorを参照してください。
Performing Electrostatic Discharge and Static Prevention Measuresを参照してください。
サーバーは次のいずれかのイベントを検出すると、CMOD への電源を切断してウォームサービスモードに移行します。
CMOD が 8 つのシステムで、1 つの列の両方のファンが取り外された場合。
CMOD が 4 つのシステムで、1 つの列の両方のファンが左側のファンフレーム (CMOD 0 から 3) から取り外されたか、空いている CMOD スロット (4 から 7) に CMOD が挿入された場合。
次のステップ