chgrp - ファイルのグループ所有権の変更
chgrp [-c | -changes] [--dereference] [ -h | --no-dereference] [-f | --silent | --quiet] [--help] [-R | --recursive] [--no-preserve-root] [--preserve-root] [-v | --verbose] group file...
chgrp -R | --recursive [-c | -changes] [--dereference] [-h | --no-dereference] [-f | --silent | --quiet] [--help] [-H | -L | -P] [--no-preserve-root] [--preserve-root] [-v | --verbose] group file...
chgrp [-c | -changes] [--dereference] [-h | --no-dereference] [-f | --silent | --quiet] [--help] [-R | --recursive] [--no-preserve-root] [--preserve-root] [-v | --verbose] --reference=RFILE | -s groupsid file...
chgrp -R | --recursive [-c | -changes] [--dereference] [-h | --no-dereference] [-f | --silent | --quiet] [--help] [-H | -L | -P] [--no-preserve-root] [--preserve-root] [-v | --verbose] --reference=RFILE | -s groupsid file...
chgrp ユーティリティーは、file で指定された各ファイルのグループ ID を、group で示す値に設定します。
file の個々のファイルに対し、chgrp は、chown(2) 関数を以下の引数とともに呼び出した場合と同等の動作を行います。
file の値を path 引数に指定
そのファイルのユーザー ID を owner 引数に指定
指定されたグループ ID を group 引数に指定
Unless chgrp is invoked with the {PRIV_FILE_SETID} privilege, the set-user-ID and set-group-ID bits of a regular file will be cleared upon successful completion; the set-user-ID and set-group-ID bits of other file types may be cleared.
ファイルシステムでは、マウントポイントオプション rstchown を使用して所有者変更を制限します。このオプションが有効になっていると、ファイルの所有者は自分自身が属するグループへしかファイルのグループを変更できません。The _POSIX_CHOWN_RESTRICTED option will be reported as true for paths on filesystems mounted with the rstchown option, when checked with fpathconf(2) or getconf(1).
The privilege {PRIV_FILE_CHOWN_SELF} allows a process to behave as if rstchown is disabled, whether or not the mount option is in effect.The privilege {PRIV_FILE_CHOWN} allows a process to change the group ID of any file to any group, whether or not the file is owned by the effective user id of the process, even if the effective user is not a member of that group.
The following options are supported for /usr/bin/chgrp:
verbose (–v | –-verbose) と同様。変更が行われた場合にのみ報告します。
強制。エラーは報告しません。
ファイルがシンボリックリンクであるとき、そのシンボリックリンクのグループを変更します。このオプションが指定されていない場合は、そのシンボリックリンクによって参照されるファイルのグループが変更されます。
使用方法に関するメッセージを表示して終了します。
コマンド行に指定したファイルがディレクトリタイプのファイルを参照するシンボリックリンクである場合、グループの変更の対象となるのは、そのシンボリックリンクが参照するディレクトリ、および、そのディレクトリより下にあるファイル階層内のすべてのファイルです。ファイル階層の検索中にシンボリックリンクに出会った場合、対象となるファイルは変更されますが、再帰は発生しません。
ファイルがシンボリックリンクである場合、グループの変更の対象となるのは、そのシンボリックリンクが参照するファイルです。コマンド行に指定したファイル、あるいは、ファイル階層の検索中に出会ったファイルがディレクトリタイプのファイルを参照するシンボリックリンクである場合、グループの変更の対象となるのは、そのシンボリックリンクが参照するディレクトリ、および、そのディレクトリより下にあるファイル階層内のすべてのファイルです。
Do not treat '/' specially.これはデフォルトです。
Do not operate recursively on '/'.
コマンド行に指定したファイル、あるいは、ファイル階層の検索中に出会ったファイルがシンボリックリンクである場合、グループの変更の対象となるのは、そのシンボリックリンク自身です。このオプションは、シンボリックリンクが参照するファイル階層は検索しません。
RFILE というグループ名を使用します。RFILE が存在しない場合は、エラーメッセージが表示され、0 以外の終了コードが返されます。このオプションと –s オプションは相互に排他的です。
再帰。chgrp はディレクトリおよびすべてのサブディレクトリを検索し、指定されたグループ ID を設定していきます。シンボリックリンクに出合うと、(–h または –P オプションが指定されていなければ) 対象となるファイルのグループが変更されます。しかし、–H または –L オプションを指定しない限り、再帰は発生しません。
指定されたグループは Windows SID です。このオプションでは、SID を格納可能なファイルシステム (ZFS など) が必要になります。このオプションと –-reference オプションは相互に排他的です。
処理された各ファイルの診断を表示します。
–H、–L、または –P は相互排他的なオプションですが、これらを複数指定しても、エラーであるとは判断されません。最後に指定したオプションが chgrp の動作を決定します。
The following options are supported for /usr/xpg4/bin/chgrp:
強制。エラーは報告しません。
再帰。chgrp はディレクトリおよびすべてのサブディレクトリを検索し、指定されたグループ ID を設定していきます。シンボリックリンクに出合うと、(–h または –P オプションが指定されていなければ) 対象となるファイルのグループが変更されます。–H、–L、または –P のいずれのオプションも指定しない限り、–L オプションがデフォルトのモードとして使用されます。
コマンド行に指定したファイルがディレクトリタイプのファイルを参照するシンボリックリンクである場合、グループの変更の対象となるのは、そのシンボリックリンクが参照するディレクトリ、および、そのディレクトリより下にあるファイル階層内のすべてのファイルです。ファイル階層の検索中にシンボリックリンクに出会った場合、対象となるファイルは変更されますが、再帰は発生しません。
ファイルがシンボリックリンクである場合、グループの変更の対象となるのは、そのシンボリックリンクが参照するファイルです。コマンド行に指定したファイル、あるいは、ファイル階層の検索中に出会ったファイルがディレクトリタイプのファイルを参照するシンボリックリンクである場合、グループの変更の対象となるのは、そのシンボリックリンクが参照するディレクトリ、および、そのディレクトリより下にあるファイル階層内のすべてのファイルです。
コマンド行に指定したファイル、あるいは、ファイル階層の検索中に出会ったファイルがシンボリックリンクである場合、グループの変更の対象となるのは、そのシンボリックリンク自身です。このオプションは、シンボリックリンクが参照するファイル階層は検索しません。
指定されたグループは Windows SID です。このオプションでは、SID を格納可能なファイルシステム (ZFS など) が必要になります。
–H、–L、または –P は相互排他的なオプションですが、これらを複数指定しても、エラーであるとは判断されません。最後に指定したオプションが chgrp の動作を決定します。
次のオペランドがサポートされています。
グループデータベースから得られるグループ名、または数値のグループ ID。どちらの場合でも、file で指定した各ファイルに与えるグループ ID を表します。group が数値で、それがグループ名としてグループデータベースに存在していると、そのグループ名に対応したグループ ID 番号がグループ ID として用いられます。
グループ ID を変更するファイルのパス名
See environ(7) for descriptions of the following environment variables that affect the execution of chgrp: LANG, LC_ALL, LC_CTYPE, LC_MESSAGES, and NLSPATH.
次の終了ステータスが返されます。
ユーティリティーの実行が正常終了し、要求されたすべての変更が行われた。
エラーが発生しました。
属性についての詳細は、マニュアルページの attributes(7) を参照してください。
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chmod(1), chown(1), getconf(1), chown(2), fpathconf(2), group(5), passwd(5), attributes(7), environ(7), privileges(7), standards(7), id(8), mount(8)
chgrp は group 名を除いて CSI に対応しています。