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マニュアルページ セクション 1: ユーザーコマンド

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更新: 2022年7月27日
 
 

dos2unix(1)

名前

dos2unix - DOS 形式から ISO 形式へのテキストファイルの変換

形式

dos2unix [-ascii] [-iso] [-7] [-437 | -850 | -860 | -863 | -865] originalfile convertedfile

説明

dos2unix ユーティリティーは DOS 拡張文字セットの文字を、対応する ISO 標準文字に変換します。

このコマンドは DOS、Oracle Solaris のいずれかから呼び出せます。ただしファイル名は、コマンドが起動された環境の命名規則を満たさなければなりません。

元のファイルと変換されたファイルが同じである場合、dos2unix は、変換後のファイルで元のファイルを上書きします。

オプション

サポートしているオプションは、次のとおりです。

–ascii

余分なキャリッジリターンを削除し、DOS 形式のテキストファイル内のファイルの終わり文字を、Oracle Solaris の要件に合うように変換します。

–iso

これはデフォルトです。DOS 拡張文字セットの文字を、対応する ISO 標準文字に変換します。

–7

8 ビットの DOS グラフィックス文字を 7 ビット空間文字に変換して、Oracle Solaris がファイルを読み取れるようにします。

非 i386 システム上では、dos2unix はキーボードの種類を取得して、使用するコードページを決定します。そうでない場合、キーボードの種類はデフォルトで US です。使用するコードページを無効にするには、次のオプションを使用します。

–437

米国英語のコードページを使用します。

–850

複数言語のコードページを使用します。

–860

ポルトガル語のコードページを使用します。

–863

フランス系カナダ語のコードページを使用します。

–865

デンマーク語のコードページを使用します。

オペランド

次のオペランドは必須です。

originalfile

ISO 形式に変換される DOS 形式の元のファイル

convertedfile

DOS 形式の元のファイルから変換された ISO 形式の新しいファイル

属性

属性についての詳細は、マニュアルページの attributes(7) を参照してください。

属性タイプ
属性値
使用条件
system/core-os

関連項目

ls(1), unix2dos(1), attributes(7)

診断

File filename not found, or no read permission

指定した入力ファイルが存在しないか、読み取り権が与えられていません。Oracle Solaris コマンド ls –l (ls(1) を参照) で検査してください。

Bad output filename filename, or no write permission

指定された出力ファイルが無効であるか、あるいは、そのファイルまたはそのファイルを含むディレクトリの書き込み権がありません。また、ドライブが書き込み保護されていないか検査してください。

Error while writing to temporary file

現在のドライブに十分な領域がないために、ファイルの変換中にエラーが発生しました。DIR コマンドを使用して、現在のドライブ上の領域を検査してください。また、デフォルトのドライブが書き込み可能であることを (書き込み保護されていないことを) 確認してください。このエラーが発生した場合、元のファイルは変更されません。

Translated temporary file name = filename.
Could not rename temporary file to filename.

プログラムが、ファイル変換の最終段階を実行できませんでした。変換されたファイルは、前述のメッセージの 2 行目に示された名前で保存されます。