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マニュアルページ セクション 1: ユーザーコマンド

印刷ビューの終了

更新: 2022年7月27日
 
 

pwd(1)

名前

pwd - 作業中のディレクトリの出力

形式

/usr/bin/pwd [-LP ] [--logical] [--physical] [--help]

説明

pwd は、現在の作業用 ディレクトリの絶対パス名を標準出力に書き出します。

Bourne シェル (sh(1)) と Korn シェル (ksh(1) および ksh88(1)) にも組み込み pwd コマンドがあります。

オプション

サポートしているオプションは、次のとおりです。

–P, –-physical

作業ディレクトリの物理名を表示します。これは、何も指定されなかった場合のデフォルトのオプションです。

–L, –-logical

可能な場合は、PWD 環境変数を作業ディレクトリの名前として使用します (シンボリックリンクの場合も含む)。PWD は、「ドット」部分や「ドットドット」部分を含んではいけません。また、シンボリックリンクの場合は、現在の作業ディレクトリを指している必要があります。これらの条件が満たされた場合は、–P の動作が適用されます。

–-help

コマンドの使用法を表示して終了します。

–L–P の両方が指定された場合は、最後に入力されたオプションのみが適用されます。

環境変数

pwd の実行に影響を与える次の環境変数についての詳細は、environ(7) を参照してください。LANG、LC_ALL、LC_MESSAGES、および NLSPATH。

終了ステータス

次の終了ステータスが返されます。

0

正常終了。

>0

エラーが発生しました。

エラーが検出された場合、出力は標準出力に書き込まれず、診断メッセージが標準エラーに書かれます。終了ステータスは 0 にはなりません。

属性

属性についての詳細は、マニュアルページの attributes(7) を参照してください。

属性タイプ
属性値
使用条件
system/core-os
CSI
有効
インタフェースの安定性
確実
標準
standards(7) を参照してください。

関連項目

cd(1), ksh(1), ksh88(1), sh(1), shell_builtins(1), attributes(7), environ(7), standards(7)

診断

pwd: cannot determine current directory!

ネットワーク管理者に問い合わせてください。

現在のディレクトリまたはその 1 つ上のディレクトリに移動する場合、 pwd が正しく応答しないことがあります。cd(1) コマンドにフルパス名を付けて使用し、 この状態を修正してください。