Go to main content

マニュアルページ セクション 1: ユーザーコマンド

印刷ビューの終了

更新: 2022年7月27日
 
 

pwhash(1)

名前

pwhash - パスワードハッシュの生成

形式

pwhash [-a algorithm | -s salt] [-u user]

説明

With no arguments, pwhash prompts for input (and confirms it) and generates a password hash by using crypt_gensalt(3C) followed by crypt(3C), and then displays the generated hash on stdout.

入力が stdin からリダイレクトされた場合、代わりにその入力が使用されます。The password is only required once on stdin.stdin から読み取る場合に、最後の文字が改行であった場合、その文字は破棄されます。

オプション

サポートしているオプションは、次のとおりです。

–a algorithm
–-algorithm=algorithm

アルゴリズムの設定を指定します。許可されないアルゴリズムや存在しないアルゴリズムの場合は、エラーが表示されます。

値は、crypt.conf(5) 内のキーに従います。For example, __unix__, 1, md5, 2a, 5, or 6.

–s salt
–-salt=salt

アルゴリズムとソルトの完全な仕様。このオプションを指定すると、crypt_gensalt(3C) の呼び出しがバイパスされ、代わりに、指定したソルトが crypt(3C) に直接渡されます。このオプションは、–a と互いに排他の関係にあります。

–u user
–-user=user

crypt_gensalt(3C) で使用されるユーザー名を指定します。API はこれを許可していますが、Oracle Solaris に現在付属している crypt_gensalt(3C) 用プラグインの中で、これを使用しているものは 1 つもありません。

ユーザーが見つからない場合はエラーが返され、ハッシュは生成されません。

–h
–-help

使用方法に関するメッセージを表示します。

使用例 1 パスワードを入力して SHA256 ベースのハッシュを生成する

次の例では、パスワードを入力して SHA256 ベースのハッシュを生成します。

$ pwhash -a 5
Password:
Re-enter Password:
$5$DA/w/BgH$cB394/iYqj6pk/J6W0smfmKsGrYSGeWUvHsIMnUaZh. 
使用例 2 Generating a Hash Using stdin

次の例では、stdin とシステムデフォルトアルゴリズムを使用してハッシュを生成します。

$ pwhash <<EOM
Ap@ssW0rdOnStdIN
EOM
$5$abaev.V6$9uyBXruzgbZn/OhqtIbvrjHpuoyDFbkQkJ47pdZA/JC 
使用例 3 既存のソルト仕様を使用してハッシュを生成する

次の例では、既存のソルト仕様を使用してハッシュを生成します。

$ pwhash -s '$5$abaev.V6$'
Password:
Re-enter Password:
$5$abaev.V6$0pPY.0X/4tsis67eCsMdJ63NO9cfHKokKvjtTOQ80jA 
使用例 4 非推奨のアルゴリズムを使用してハッシュの生成を試みる

次の例では、非推奨のアルゴリズムを使用してハッシュの生成を試みます。

$ pwhash -a __unix__
Requested algorithm not allowed by current crypt policy, see
policy.conf(5).

属性

属性についての詳細は、マニュアルページの attributes(7) を参照してください。

属性タイプ
属性値
インタフェースの安定性
確実

関連項目

crypt(3C), crypt_gensalt(3C), crypt.conf(5), policy.conf(5)

History

The pwhash command was added to Oracle Solaris in Solaris 11.3.3.