このドキュメントで説明するソフトウェアは、Extended SupportまたはSustaining Supportのいずれかにあります。 詳細は、https://www.oracle.com/us/support/library/enterprise-linux-support-policies-069172.pdfを参照してください。
Oracleでは、このドキュメントに記載されているソフトウェアをできるだけ早くアップグレードすることをお薦めします。

機械翻訳について

11.1 DTraceについて

DTraceは、最初にOracle Solarisオペレーティング・システム用に開発され、後にOracle Linuxに移植された包括的な動的トレース機能です。 DTraceによって、システムを調査し、その動作状況の把握、ソフトウェアの多くのレイヤー全体にわたるパフォーマンス問題の検出、または異常な動作の原因の特定を行うことができます。

DTraceを使用すると、カーネルの希望の場所(プローブと呼ばれる)でデータを記録できます。 プローブは、DTraceがアクションのセット(スタック・トレース、タイムスタンプまたは関数の引数の記録など)を実行するためのリクエストをバインドできる場所です。 プローブは、情報を記録できるプログラム可能なセンサーのように動作します。 プローブが起動されると、DTraceによってそこからデータが収集され、ユーザーにデータがレポートされます。

DTraceのDプログラミング言語を使用すると、システムのプローブに問い合せて、ユーザーが定式化した任意の質問に即座に簡潔な回答を得ることができます。