このドキュメントで説明するソフトウェアは、Extended SupportまたはSustaining Supportのいずれかにあります。 詳細は、https://www.oracle.com/us/support/library/enterprise-linux-support-policies-069172.pdfを参照してください。
Oracleでは、このドキュメントに記載されているソフトウェアをできるだけ早くアップグレードすることをお薦めします。

機械翻訳について

11.2.1 DTraceヘルパー・デバイスのモードの変更

DTraceヘルパー・デバイス(/dev/dtrace/helper)を使用すると、DTraceのプローブが含まれているユーザー・スペース・アプリケーションが、プローブのプロバイダ情報をDTraceに送信できます。

root以外のユーザーによって実行されたユーザー・スペース・プロセスをトレースするには、次のようにDTraceヘルパー・デバイスのモードを変更して、ユーザーがトレース情報を記録できるようにする必要があります。

# chmod 666 /dev/dtrace/helper

または、システムにaclパッケージがインストールされている場合は、ACLルールを使用して、次のように特定のユーザーへのアクセスを制限できます。

# setfacl -m u:guest:rw /dev/dtrace/helper
ノート

ユーザーがプログラムを実行する前に、デバイスのモードを変更する必要があります。

udevルール・ファイル(/etc/udev/rules.d/10-dtrace.rulesなど)を作成して、システムが起動したときに、デバイス・ファイルの権限を変更できます。

デバイス・ファイルのモードを変更するには、udevルール・ファイルに次の行が含まれている必要があります。

kernel=="dtrace/helper", MODE="0666"

デバイス・ファイルのACL設定を変更するには、udevルール・ファイルで次のような行を使用します。

kernel=="dtrace/helper", RUN="/usr/bin/setfacl -m u:guest:rw /dev/dtrace/helper"

システムを再起動せずにudevルールを適用するには、start_udevコマンドを実行します。