このドキュメントで説明するソフトウェアは、Extended SupportまたはSustaining Supportのいずれかにあります。 詳細は、https://www.oracle.com/us/support/library/enterprise-linux-support-policies-069172.pdfを参照してください。
Oracleでは、このドキュメントに記載されているソフトウェアをできるだけ早くアップグレードすることをお薦めします。
kexec
は、BIOSまたはファームウェアの初期化、メモリーおよびデバイス検出の実行、またはブート・ローダー・ステージの操作を行わずに、すでに実行中のカーネルのコンテキスト内からカーネルをブートできるようにする高速ブート・メカニズムです。
システムを再起動すると、init
プロセスはランレベル6に移行し、/etc/init.d/halt
スクリプトが実行されます。 システムでkexec
を構成している場合、スクリプトによってkexec -eコマンドが実行され、システムでは標準のブート・シーケンスが省略されます。
再起動時に短縮される合計時間は、サーバーごとに大きく異なり、数十秒から数分までの範囲になります。
注意
高速再起動ではデバイスの初期化が省略されるため、一部のデバイスが正常に動作しないことや、デバイスが予期しない状態にあるとみなされてデバイス・ドライバが誤動作することがあります。 システムでこの機能を有効にする前に、ハードウェア・デバイスとそのドライバが高速再起動後も正常に動作するかどうかをテストしてください。