このドキュメントで説明するソフトウェアは、Extended SupportまたはSustaining Supportのいずれかにあります。 詳細は、https://www.oracle.com/us/support/library/enterprise-linux-support-policies-069172.pdfを参照してください。
Oracleでは、このドキュメントに記載されているソフトウェアをできるだけ早くアップグレードすることをお薦めします。
btrfsファイル・システムを圧縮してその有効な容量を増加し、それをデフラグしてI/Oパフォーマンスを向上できます。
btrfsファイル・システムの圧縮を有効にするには、次のmountオプションのいずれかを指定します。
mountオプション | 説明 |
---|---|
compress=lzo | LZO圧縮を使用。 |
compress=zlib | zlib圧縮を使用。 |
LZOは圧縮率に優れており、zlibは圧縮速度に優れています。
btrfsファイル・システムは、それをデフラグすると同時に圧縮することもできます。
btrfsファイル・システムをデフラグするには、次のコマンドを使用します。
# btrfs filesystem defragment filesystem_name
btrfsファイル・システムをデフラグして同時に圧縮するには:
# btrfs filesystem defragment -c filesystem_name
btrfsファイル・システム内の個別のファイル・システム・オブジェクト(ディレクトリやファイルなど)をデフラグし、オプションで圧縮することもできます。
# btrfs filesystem defragment [-c] file_name
...
自動デフラグメンテーションを設定するには、ファイル・システムのマウント時にautodefragオプションを指定します。 ただし、大規模なデータベースや仮想マシンのイメージを対象とする自動デフラグメンテーションは、推奨されません。
コピーオンライトのコピーが含まれるファイルまたはサブボリュームをデフラグすると、ファイルとそのコピー間のリンクが破損します。 たとえば、スナップショットが含まれるサブボリュームをデフラグすると、スナップショットがサブボリュームのコピーオンライト・イメージではなくなるため、サブボリュームとそのスナップショットによるディスク使用率が増加します。