このドキュメントで説明するソフトウェアは、Extended SupportまたはSustaining Supportのいずれかにあります。 詳細は、https://www.oracle.com/us/support/library/enterprise-linux-support-policies-069172.pdfを参照してください。
Oracleでは、このドキュメントに記載されているソフトウェアをできるだけ早くアップグレードすることをお薦めします。
現在アンマウントされているXFSファイル・システムはサイズを調整できません。
現在、XFSファイル・システムを縮小するコマンドはありません。
xfs_growfsコマンドを使用して、マウントされたXFSファイル・システムのサイズを増加できます(基礎となるデバイスにその変更を格納する領域が存在する場合)。 コマンドは、基礎となるデバイスのレイアウトやサイズには影響しません。 利用できる物理ストレージを増やす場合は、必要に応じて基礎ボリューム・マネージャを使用します。 たとえば、LVMボリューム・グループで利用可能な記憶域を増やすにはvgextendコマンドを、ファイル・システムが格納されている論理ボリュームのサイズを増やすにはlvextendをそれぞれ使用できます。
partedコマンドを使用してXFSファイル・システムが含まれているパーティションのサイズは変更できません。 かわりに、サイズを大きくしてパーティションを再作成し、バックアップ(元のパーティションが削除済の場合)または元のパーティションのコンテンツ(ディスク領域を解放するための削除を行っていない場合)から、そのコンテンツをリストアする必要があります。
たとえば、ブロック・サイズが4KBの場合、/myxfs1
のサイズを4TBに増やすには、次のコマンドを入力します。
# xfs_growfs -D 1073741824 /myxfs1
ファイル・システムのサイズを、基礎となるデバイスでサポートされる最大サイズまで増加させるには、-dオプションを指定します。
# xfs_growfs -d /myxfs1
詳細は、xfs_growfs(8)
のマニュアル・ページを参照してください。