このドキュメントで説明するソフトウェアは、Extended SupportまたはSustaining Supportのいずれかにあります。 詳細は、https://www.oracle.com/us/support/library/enterprise-linux-support-policies-069172.pdfを参照してください。
Oracleでは、このドキュメントに記載されているソフトウェアをできるだけ早くアップグレードすることをお薦めします。

機械翻訳について

6.2.6 クラスタ操作のためのカーネルの構成

クラスタの適切な操作のため、次の表に示されているカーネル設定を構成する必要があります。

カーネル設定

説明

panic

パニック後、システムが自動的に自己リセットを行う前の秒数を指定します。

値が0の場合、システムはハングして、トラブルシューティングのためにパニックの詳細情報を収集できます。 これはデフォルト値です。

自動リセットを有効にするには、0以外の値を設定します。 メモリー・イメージ(vmcore)が必要な場合、Kdumpがこのイメージを作成するのに十分な時間を確保します。 推奨値は30秒ですが、大規模システムの場合はより長い時間が必要です。

panic_on_oops

カーネルoopsが発生した場合にシステムでパニックを起こすように指定します。 クラスタ操作に必要とされるカーネル・スレッドがクラッシュした場合、システムは自己リセットを行う必要があります。 それ以外の場合、他のノードはあるノードの応答が遅れているのか、応答できないのかを区別できず、その結果クラスタ操作がハングする可能性があります。

各ノードで、次のコマンドを入力してpanicおよびpanic_on_oopsの推奨値を設定します。

# sysctl kernel.panic=30
# sysctl kernel.panic_on_oops=1

再起動後も変更内容を維持するには、次のエントリを/etc/sysctl.confファイルに追加します。

# Define panic and panic_on_oops for cluster operation
kernel.panic=30
kernel.panic_on_oops=1