このドキュメントで説明するソフトウェアは、Extended SupportまたはSustaining Supportのいずれかにあります。 詳細は、https://www.oracle.com/us/support/library/enterprise-linux-support-policies-069172.pdfを参照してください。
Oracleでは、このドキュメントに記載されているソフトウェアをできるだけ早くアップグレードすることをお薦めします。
この手順では、システムをNFSまたはHTTPサーバーとして設定済であると仮定します。
ネットワーク・インストール・サーバーを設定するには:
Oracle Software Delivery Cloud (https://edelivery.oracle.com/linux)から完全なOracle Linux Media Pack DVDイメージ(たとえば、
V41362-01.iso
for x86_64 (64 bit) Oracle Linuxリリース6更新5)をダウンロードします。適切なマウント・ポイント(
/mnt
など)にDVDイメージをマウントします。#
mount -t iso9660 -o loop V41362-01.iso
mount_dir
次のコマンドを使用して、NFSまたはHTTPを使用して共有できるコンテンツが含まれるディレクトリ(
output_dir
)にDVDイメージのコンテンツを抽出します。#
cp -a -T
mount_dir
output_dir
たとえば、
/mnt
にマウントされたDVDイメージを/var/OSimage/OL6.5
にコピーするには、次のようにします。#
cp -a -T /mnt /var/OSimage/OL6.5
または、
/var/www/html/OSimage/OL6.5
を対象とするには次のようにします。#
cp -a -T /mnt /var/www/html/OSimage/OL6.5
DVDイメージをアンマウントします。
#
umount
mount_dir
目的のアーキテクチャに対応するUEK Boot ISOイメージをダウンロードします(たとえば、x86_64 (64ビット)の場合は
V41364-01.iso
)。UEK Boot ISOイメージをマウントします。
#
mount -t iso9660 -o loop V41364-01.iso
DVDイメージからコピーした
images
ディレクトリの内容を、UEK Boot ISOイメージのimages
ディレクトリの内容で置き換えます。#
rm -rf
#output_dir
/imagescp -r
mount_dir
/imagesoutput_dir
たとえば、
/var/OSimage/OL6.5/images
を置き換えるには次のようにします。#
rm -rf /var/OSimage/OL6.5/images
#cp -r /mnt/images /var/OSimage/OL6.5
または、
/var/www/html/OSimage/OL6.5/images
を置き換えるには次のようにします。#
rm -rf /var/www/html/OSimage/OL6.5/images
#cp -r /mnt/images /var/www/html/OSimage/OL6.5
システムでSELinuxが強制モードで有効になっており、システムをHTTPサーバーとして構成しているが、
/var/www/html
以下のディレクトリにDVDイメージをコピーしていない場合、次のようにします。semanageコマンドを使用して、ディレクトリ階層のデフォルト・ファイル・タイプを
httpd_sys_content_t
として定義します。#
/usr/sbin/semanage fcontext -a -t httpd_sys_content_t "/var/OSimage(/.*)?"
restoreconコマンドを使用して、ディレクトリ階層全体にファイル・タイプを適用します。
#
/sbin/restorecon -R -v /var/OSimage
ノートsemanageおよびrestoreconコマンドは、
policycoreutils-python
およびpolicycoreutils
パッケージで提供されます。Oracle Linux 6 Update 5をインストールするターゲット・システムをブートできる適切なメディアにUEK Boot ISOイメージをコピーします。
UEK Boot ISOイメージをアンマウントします。
#
umount
mount_dir