このドキュメントで説明するソフトウェアは、Extended SupportまたはSustaining Supportのいずれかにあります。 詳細は、https://www.oracle.com/us/support/library/enterprise-linux-support-policies-069172.pdfを参照してください。
Oracleでは、このドキュメントに記載されているソフトウェアをできるだけ早くアップグレードすることをお薦めします。
サブボリュームの増分バックアップおよびリストア・プロセスを設定するには、次の手順を使用することをお薦めします。
サブボリュームの読取り専用スナップショットを作成し、バックアップの初期参照ポイントとして使用します。
#
btrfs subvolume snapshot -r /
vol
/vol
/backup_0syncを実行し、スナップショットがディスクに書き込まれたことを確認します。
#
sync
btrfsファイル・システムに、スナップショットを受信するためのバックアップ領域として、サブボリュームまたはディレクトリを作成します(例:
/backupvol
)。スナップショットを
/backupvol
に送信します。#
btrfs send /
vol
/backup_0 | btrfs receive /backupvolこのコマンドでは、サブボリューム
/backupvol/backup_0
が作成されます。参照バックアップが作成されたら、増分バックアップを必要に応じて作成できます。
増分バックアップを作成するには:
サブボリュームの新しいスナップショットを作成します。
#
btrfs subvolume snapshot -r /vol /vol/backup_1
syncを実行し、スナップショットがディスクに書き込まれたことを確認します。
#
sync
参照バックアップと新しいバックアップの相違のみをバックアップ領域に送信します。
#
btrfs send -p /
vol
/backup_0 /vol/backup_1 | btrfs receive /backupvolこのコマンドでは、サブボリューム
/backupvol/backup_1
が作成されます。