このドキュメントで説明するソフトウェアは、Extended SupportまたはSustaining Supportのいずれかにあります。 詳細は、https://www.oracle.com/us/support/library/enterprise-linux-support-policies-069172.pdfを参照してください。
Oracleでは、このドキュメントに記載されているソフトウェアをできるだけ早くアップグレードすることをお薦めします。
--privilegedオプションをlxc-oracle
テンプレート・スクリプトに指定すると、/proc
階層化にあるコンテナの特定のカーネル・パラメータの値を調整できます。
コンテナは、/proc
読取り専用をマウントしますが、書き込み可能な次のパラメータは例外です。
/proc/sys/kernel/msgmax
/proc/sys/kernel/msgmnb
/proc/sys/kernel/msgmni
/proc/sys/kernel/sem
/proc/sys/kernel/shmall
/proc/sys/kernel/shmmax
/proc/sys/kernel/shmmni
/proc/sys/net/ipv4/conf/default/accept_source_route
/proc/sys/net/ipv4/conf/default/rp_filter
/proc/sys/net/ipv4/ip_forward
これらの各パラメータには、ホスト・システム用に構成した値やホスト・システム上で実行中の他のコンテナとは異なる値を設定できます。 デフォルト値は、コンテナ作成時にテンプレートから導出されます。 アプリケーションでデフォルト値以外の値が必要になった場合にのみ、設定を変更することをお薦めします。
UEK R3 QU6より以前では、次のホスト専用パラメータは、カーネル制限のためコンテナ内に表示されませんでした。
/proc/sys/net/core/rmem_default
/proc/sys/net/core/rmem_max
/proc/sys/net/core/wmem_default
/proc/sys/net/core/wmem_max
/proc/sys/net/ipv4/ip_local_port_range
/proc/sys/net/ipv4/tcp_syncookies
UEK R3 QU6以降では、これらのパラメータはコンテナ内の読取り専用で、Oracle Databaseおよびその他のアプリケーションをインストールできます。 これらのパラメータの値は、ホスト側からのみ変更できます。 ホスト専用パラメータに対する変更は、ホスト上のすべてのコンテナに適用されます。