仮想ネットワークを構築するには、ゾーンを作成する必要があります。システムのサポートに基づいて必要な数のゾーンを作成できます。各ゾーンには、独自の仮想インタフェースがあります。システム内の各ゾーンは互いに通信できます。仮想ネットワークは、全体として、より大きな外部ネットワーク上の宛先に接続します。
仮想ネットワークを構築するには、etherstub または VNIC を構成する必要があり、ゾーンも構成する必要があります。これらの一連の手順は独立していますが、仮想ネットワークの構築を完了するには、この両方を実行する必要があります。
このセクションの手順は、次の前提に基づいています。
システム上の仮想ネットワークは、3 つのゾーンで構成され、構成の異なる段階にあります。最初のゾーンは新しいゾーンとして作成されます。2 番目のゾーンはシステム上にすでに存在し、VNIC を使用するために再構成する必要があります。3 番目のゾーンは、プライベート仮想ネットワークとして指定され、システムを越えてえてネットワークトラフィックを送信できるようにする必要があります。
システムの物理インタフェースには、IP アドレス 192.168.3.70 が構成されます。
ルーターの IP アドレスは 192.168.3.25 です。
仮想ネットワークを構築する場合、一部の手順は大域ゾーンで実行され、一部の手順は非大域ゾーンで実行されます。わかりやすくするために、各手順のあとの例にあるプロンプトは、特定のコマンドがどのゾーンで発行されているかを示しています。ただし、プロンプトに表示される実際のパスは、使用しているシステムに指定されたプロンプトに応じて異なることがあります。
仮想ネットワークの構成のデモについては、Oracle Solaris での仮想ネットワークの構成 - 第 1 部 およびOracle Solaris での仮想ネットワークの構成 - 第 2 部 のページを参照してください。