データリンクの Rx リングと Tx リングの指定可能な値、構成されている値、および有効値を表示するには、次のコマンド構文を使用します。
# dladm show-linkprop -p rxrings,txrings link
物理データリンクのリングが現在クライアントによってどのように使用されているかを表示するには、次のコマンド構文を使用します。
# dladm show-phys -H link使用例 7-1 データリンク上でのリングの使用とリング割り当て
次の例は、データリンク net4 のリング割り当てを示しています。
# dladm show-linkprop net4 LINK PROPERTY PERM VALUE EFFECTIVE DEFAULT POSSIBLE ... net4 rxrings rw 1 -- -- sw,hw,<1-7> net4 txrings rw 1 -- -- sw,hw,<1-11> net4 txringsavail r- 10 10 -- -- net4 rxringsavail r- 7 7 -- -- net4 rxhwclntavail r- 3 3 -- -- net4 txhwclntavail r- 3 3 -- -- ...
この出力は、データリンク net4 が 1 つの Rx リングと 1 つの Tx リングを排他的に使用することを示しています。データリンク net4 には、クライアントへの割り当てに使用できる 7 つの Rx リングと 10 個の Tx リングがあります。データリンク net4 上には、3 つのハードウェアベースの Rx クライアントと 3 つのハードウェアベースの Tx クライアントを作成できます。
次の例は、データリンク net0 でのリングの使用を示しています。
# dladm show-phys -H net0 LINK RINGTYPE RINGS CLIENTS net0 RX 0-1 <default,mcast> net0 TX 0-7 <default>net0 net0 RX 2-3 net0 net0 RX 4-5 -- net0 RX 6-7 --
この出力によると、net0 に割り当てられた 2 つの Rx リングはリング 2 および 3 です。Tx リングに関しては、net0 はリング 0 から 7 を使用しています。