Oracle® Solaris 11.2 での仮想ネットワークとネットワークリソースの管理

印刷ビューの終了

更新: 2014 年 9 月
 
 

VDP の状態と統計情報の表示

VDP 状態を表示するには、次のコマンドを入力します。

# dladm show-ether -P vdp
VSI      LINK       VSIID               VSI-TYPEID   VSI-STATE   CMD-PENDING 
vnic1    net0       2:8:20:22:3c:6b     98/0         ASSOC       NONE 
vnic2    net0       2:8:20:90:7f:ef     96/0         ASSOC       NONE 

VSI-STATE は、ピアとの VDP 交換のステータスを示します。指定できる値:

  • TIMEDOUT – ピアは VDP リクエストに応答しませんでした。

  • ASSOC – ピアはリクエストを正常に処理しました。

  • DEASSOC – ホストまたはピアのいずれかがリクエストを拒否しました。ピアは、指定されたプロファイルまたはプロパティーを決定できない場合はリクエストを拒否できます。ホストは、oracle_v1 エンコーディングを使用していて、ピアの応答に Oracle OUI が含まれていない場合は、VDP パケットの交換を拒否できます。

サンプル出力は、リンク net0 上に 2 つの VSI (VNIC) が構成されていることを示しています。それぞれ固有の VSI ID は、それぞれに対応する MAC アドレスを示しています。VNIC の VSI-TYPE IDvnic1vnic2 はそれぞれのプロパティー (帯域幅制限と MTU) から生成され、エンコーディングは oracle_v1 によって定義されます。

送信または受信 VDP パケットに関する統計情報を取得するには、次のコマンドを入力します。

# dlstat show-ether -P vdp net1
LINK    IPKTS    OPKTS   KeepAlives 
net1    3        2       1