VLAN でのリング割り当ては、その VLAN が作成された方法によって異なります。
VLAN は次の方法で作成できます。
dladm create-vlan コマンドを使用して:
# dladm create-vlan –l link –v vid VLAN
dladm create-vlan コマンドを使用して作成された VLAN は、ベースとなるデータリンクと同じ MAC アドレスを共有します。したがって、VLAN は、ベースとなるデータリンクの Rx リングと Tx リングも共有します。VLAN の構成についての詳細は、Oracle Solaris 11.2 でのネットワークデータリンクの管理 のVLAN の構成を参照してください。
dladm create-vnic コマンドを使用して:
# dladm create-vnic –l link –v vid VNIC
dladm create-vnic コマンドを使用して VNIC として作成された VLAN には、ベースとなるデータリンクとは異なる MAC アドレスが割り当てられます。このタイプの VLAN へのリングの割り当ては、ベースとなるデータリンクの割り当てとは独立して行われます。したがって、NIC がハードウェアベースのクライアントをサポートしていると仮定すると、VLAN には独自の専用リングを割り当てることができます。クライアントにリングを割り当てる方法の詳細は、クライアントの構成とリングの割り当てを参照してください。