このセクションでは、VNIC を削除する方法について説明します。
VNIC を削除できるのは、ビジー状態ではない場合のみです。VNIC はさまざまな理由でビジー状態の場合があります。VNIC がビジー状態かどうかを確認するには、次の手順を実行する必要があります。
# ipadm show-if # ipadm show-addr
VNIC が plumb され、IP アドレスと関連付けられている場合は、IP インタフェースを削除します。
# ipadm delete-ip interface
# flowadm
フローが VNIC 上に構成されている場合は、フローを削除します。
# flowadm remove-flow flowname
# dladm show-link -Z
ゾーンに接続されている VNIC を削除する方法についての詳細は、ゾーンに接続された VNIC を削除する方法を参照してください。
# dladm show-vnic
ハイフン (-) が含まれるのはシステムで作成された VNIC だけのため、システムで作成された VNIC とユーザーが作成した VNIC を区別するために役立ちます。システムで作成された VNIC の変更、名前変更、plumb、または削除を行うことはできません。
# snoop # tshark
VNIC が snoop コマンドを使用してスヌープされている場合は、プロセスを強制終了します。
# pkill snoop
VNIC が tshark コマンドを使用してスヌープされている場合は、プロセスを強制終了します。
# pkill tshark
# dladm delete-vnic VNIC
この手順では、VNIC がゾーンに接続されていると仮定します。この手順を実行するには、大域ゾーン内に存在している必要があります。
global# zoneadm -z zone halt
global# zonecfg -z zone remove net physical=VNIC
global# dladm delete-vnic VNIC
global# zoneadm -z zone boot
この例では、zoneB とシステムから vnic1 が削除されます。
global# dladm show-link LINK CLASS MTU STATE OVER net0 phys 1500 up -- net2 phys 1500 up -- net1 phys 1500 up -- net3 phys 1500 up -- zoneA/net0 vnic 1500 up net0 zoneB/net0 vnic 1500 up net0 vnic0 vnic 1500 up net1 zoneA/vnic0 vnic 1500 up net1 vnic1 vnic 1500 up net1 zoneB/vnic1 vnic 1500 up net1 global# zoneadm -z zoneB halt global# zonecfg -z zoneB remove net physical=vnic1 global# dladm delete-vnic vnic1 global# zoneadm -z zoneB boot