Oracle® Solaris 11.2 での仮想ネットワークとネットワークリソースの管理

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更新: 2014 年 9 月
 
 

VF 情報の表示

次のコマンドを使用すると、データリンク上の VF の使用可能性に関する情報を表示できます。

# dladm show-phys –V

出力には次の情報が表示されます。

LINK

データリンクの名前。

VFS-AVAIL

VNIC に割り当てることができる、データリンク上で使用可能な VF の数。データリンクが SR-IOV をサポートしていない場合は、VFS-AVAIL-- と表示されます。

VFS-INUSE

データリンクで使用される VF の数。データリンクが SR-IOV をサポートしていない場合は、VFS-INUSE-- と表示されます。

FLAGS

l フラグは、データリンクが Oracle VM Server for SPARC によって管理されることを示します。

使用例 2-25  データリンクの VF 情報の表示
# dladm show-phys -V
LINK       VFS-AVAIL      VFS-INUSE       FLAGS
net0       30             1               -----
net1       0              0               l----
net2       --             --              -----

この例では、データリンク net0 に 30 個の使用可能な VF と 1 つの使用中の VF があります。データリンク net1 は使用可能な VF がゼロ (0) で、現在は Oracle VM Server for SPARC によって使用されています。データリンク net2 は SR-IOV をサポートしていません。

次のコマンドを使用すると、システム上の VNIC に割り当てられた VF デバイスを表示できます。

# dladm show-vnic –V

出力には次の情報が表示されます。

LINK

VNIC の名前。

VF-ASSIGNED

VNIC に割り当てられた VF デバイス。VNIC に VF がない場合、VF-ASSIGNED-- と表示されます。

使用例 2-26  VNIC に割り当てられた VF デバイスの表示
# dladm show-vnic -V
LINK         VF-ASSIGNED
vnic1        ixgbevf0
vnic2        --
vnic3        ixgbevf1

この例では、VF デバイス ixgbevf0vnic1 に割り当てられています。VNIC vnic2 には VF デバイスは割り当てられていません。VF デバイス ixgbevf1vnic3 に割り当てられています。