Oracle® Solaris 11.2 での仮想ネットワークとネットワークリソースの管理

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更新: 2014 年 9 月
 
 

EVS コントローラを構成するためのコマンド

このセクションでは、EVS コントローラ用の次のタスクを実行する方法について説明します。

  • EVS コントローラの設定

  • EVS コントローラの表示

  • EVS コントローラのプロパティーの設定

  • EVS コントローラのプロパティーの表示

EVS コントローラの設定

ホスト上の EVS コントローラを設定するには、evsadm set-prop コマンドを使用します。コマンドの構文は次のとおりです。

# evsadm set-prop -p controller=[value[...,]]

このコマンドは、コマンドが実行されるホストのプロパティーの値を設定します。サポートされている唯一のプロパティーは controller であり、ssh://[user@]evs-controller-host-name または ssh://[user@]evs-controller-IP-address の形式で指定できます。

EVS コントローラの表示

EVS コントローラを表示するには、evsadm show-prop コマンドを使用します。コマンドの構文は次のとおりです。

# evsadm show-prop [[-c] -o field[,...]] [-p controller[,...]]
–p controller

RAD クライアントが接続する必要がある EVS コントローラを指定します。

–o field[,...]

表示する出力フィールドのコンマ区切りのリストを指定します (大文字と小文字は区別されません)。出力に列として表示される次のフィールドを指定できます。

all

すべての出力フィールドを表示します

PROPERTY

プロパティーの名前

PERM

プロパティーの権限 (rw または r- のいずれか)

VALUE

プロパティーの値

DEFAULT

プロパティーのデフォルト値

–c

安定したマシン解析可能な形式を使用して表示します。–c オプションとともに –o オプションを指定する必要があります。

EVS コントローラを表示する方法を示す例については、Example 6–1 を参照してください。

EVS コントローラのプロパティーの設定

EVS コントローラのプロパティーを設定するには、evsadm set-controlprop コマンドを使用します。コマンドの構文は次のとおりです。

# evsadm set-controlprop [-h host] -p prop=[value[...,]]
–h host

プロパティーが設定されるホストを指定します。

–p prop

EVS コントローラに設定されるコントローラのプロパティーの名前を指定します。プロパティーが複数の値を取る場合は、区切り文字としてコンマを使用して値を指定する必要があります。一度に 1 つのプロパティーだけを指定する必要があります。値が指定されない場合、プロパティーはデフォルト値にリセットされます。EVS コントローラに設定できるプロパティーについての詳細は、Table 5–2 を参照してください。

EVS コントローラのプロパティーの表示

EVS コントローラのプロパティーを表示するには、evsadm show-controlprop コマンドを使用します。コマンドの構文は次のとおりです。

# evsadm show-controlprop [[-c] -o field[,...]] [-p prop[,...]]

このコマンドは、EVS コントローラの 1 つ以上のプロパティーの現在の値を表示します。EVS コントローラのプロパティーが指定されていない場合は、コントローラの既存のすべてのプロパティーが表示されます。コントローラのプロパティーについての詳細は、Table 5–2 を参照してください。

–o field[,...]

表示する出力フィールドのコンマ区切りのリストを指定します (大文字と小文字は区別されません)。出力に列として表示される次のフィールドを指定できます。

all

すべての出力フィールドを表示します。

PROPERTY

プロパティーの名前。

PERM

プロパティーの権限 (rw または r- のいずれか)。

VALUE

プロパティーの値。

DEFAULT

プロパティーのデフォルト値。

HOST

値が -- の場合、プロパティーはグローバルであり、すべてのホストに適用されます。それ以外の場合、プロパティーは特定のホストに適用されます。

EVS コントローラのプロパティーを表示する方法を示す例については、Example 6–1 を参照してください。