このセクションでは、EVS コントローラ用の次のタスクを実行する方法について説明します。
EVS コントローラの設定
EVS コントローラの表示
EVS コントローラのプロパティーの設定
EVS コントローラのプロパティーの表示
ホスト上の EVS コントローラを設定するには、evsadm set-prop コマンドを使用します。コマンドの構文は次のとおりです。
# evsadm set-prop -p controller=[value[...,]]
このコマンドは、コマンドが実行されるホストのプロパティーの値を設定します。サポートされている唯一のプロパティーは controller であり、ssh://[user@]evs-controller-host-name または ssh://[user@]evs-controller-IP-address の形式で指定できます。
EVS コントローラを表示するには、evsadm show-prop コマンドを使用します。コマンドの構文は次のとおりです。
# evsadm show-prop [[-c] -o field[,...]] [-p controller[,...]]
RAD クライアントが接続する必要がある EVS コントローラを指定します。
表示する出力フィールドのコンマ区切りのリストを指定します (大文字と小文字は区別されません)。出力に列として表示される次のフィールドを指定できます。
すべての出力フィールドを表示します
プロパティーの名前
プロパティーの権限 (rw または r- のいずれか)
プロパティーの値
プロパティーのデフォルト値
安定したマシン解析可能な形式を使用して表示します。–c オプションとともに –o オプションを指定する必要があります。
EVS コントローラを表示する方法を示す例については、Example 6–1 を参照してください。
EVS コントローラのプロパティーを設定するには、evsadm set-controlprop コマンドを使用します。コマンドの構文は次のとおりです。
# evsadm set-controlprop [-h host] -p prop=[value[...,]]
プロパティーが設定されるホストを指定します。
EVS コントローラに設定されるコントローラのプロパティーの名前を指定します。プロパティーが複数の値を取る場合は、区切り文字としてコンマを使用して値を指定する必要があります。一度に 1 つのプロパティーだけを指定する必要があります。値が指定されない場合、プロパティーはデフォルト値にリセットされます。EVS コントローラに設定できるプロパティーについての詳細は、Table 5–2 を参照してください。
EVS コントローラのプロパティーを表示するには、evsadm show-controlprop コマンドを使用します。コマンドの構文は次のとおりです。
# evsadm show-controlprop [[-c] -o field[,...]] [-p prop[,...]]
このコマンドは、EVS コントローラの 1 つ以上のプロパティーの現在の値を表示します。EVS コントローラのプロパティーが指定されていない場合は、コントローラの既存のすべてのプロパティーが表示されます。コントローラのプロパティーについての詳細は、Table 5–2 を参照してください。
表示する出力フィールドのコンマ区切りのリストを指定します (大文字と小文字は区別されません)。出力に列として表示される次のフィールドを指定できます。
すべての出力フィールドを表示します。
プロパティーの名前。
プロパティーの権限 (rw または r- のいずれか)。
プロパティーの値。
プロパティーのデフォルト値。
値が -- の場合、プロパティーはグローバルであり、すべてのホストに適用されます。それ以外の場合、プロパティーは特定のホストに適用されます。
EVS コントローラのプロパティーを表示する方法を示す例については、Example 6–1 を参照してください。