VXLAN データリンク上に作成された VNIC を、ゾーンに割り当てることができます。VXLAN データリンクは VNI を指定することによって作成され、これらの VXLAN データリンクはその VNI によって識別される VXLAN セグメントに属します。たとえば、VXLAN データリンクを作成するときに VNI を 20 として指定した場合、そのデータリンクは VNI 20 で識別される VXLAN セグメントに属します。VXLAN データリンク上に作成される VNIC は、VXLAN セグメントの一部です。
次の図は、VNI 20 および 60 で識別される 2 つの VXLAN オーバーレイネットワークがある、IP ネットワークインフラストラクチャーに接続された 2 つの仮想化された Oracle Solaris ホストを示しています。
図 3-2 VXLAN とゾーン
VXLAN セグメントの一部であるゾーンは、次の方法で作成できます。
VXLAN 上に VNIC を作成し、その VNIC をゾーンに割り当てます。詳細は、VXLAN の構成を参照してください。
ゾーンの anet (VNIC) リソースのベースとなるリンクとして、VXLAN を割り当てます。詳細は、ゾーンへの VXLAN の割当てを参照してください。
どのような場合でも、ゾーン内に作成された VNIC は、ベースとなる VXLAN データリンクで識別される VXLAN セグメントの一部です。ゾーンについての詳細は、Oracle Solaris 11.2 仮想化環境の紹介 を参照してください。
VXLAN リンクへの VNIC の割り当ては、VLAN リンクを作成してゾーンに割り当てることと同じです。VLAN の作成とゾーンへの割り当てについての詳細は、Oracle Solaris 11.2 でのネットワークデータリンクの管理 のVLAN を構成する方法を参照してください。