Oracle® Solaris 11.2 での仮想ネットワークとネットワークリソースの管理

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更新: 2014 年 9 月
 
 

ゾーンとの VXLAN の使用

VXLAN データリンク上に作成された VNIC を、ゾーンに割り当てることができます。VXLAN データリンクは VNI を指定することによって作成され、これらの VXLAN データリンクはその VNI によって識別される VXLAN セグメントに属します。たとえば、VXLAN データリンクを作成するときに VNI を 20 として指定した場合、そのデータリンクは VNI 20 で識別される VXLAN セグメントに属します。VXLAN データリンク上に作成される VNIC は、VXLAN セグメントの一部です。

次の図は、VNI 20 および 60 で識別される 2 つの VXLAN オーバーレイネットワークがある、IP ネットワークインフラストラクチャーに接続された 2 つの仮想化された Oracle Solaris ホストを示しています。

図 3-2  VXLAN とゾーン

image:この図は、ゾーンとの VXLAN の使用を示しています。

    VXLAN セグメントの一部であるゾーンは、次の方法で作成できます。

  • VXLAN 上に VNIC を作成し、その VNIC をゾーンに割り当てます。詳細は、VXLAN の構成を参照してください。

  • ゾーンの anet (VNIC) リソースのベースとなるリンクとして、VXLAN を割り当てます。詳細は、ゾーンへの VXLAN の割当てを参照してください。

どのような場合でも、ゾーン内に作成された VNIC は、ベースとなる VXLAN データリンクで識別される VXLAN セグメントの一部です。ゾーンについての詳細は、Oracle Solaris 11.2 仮想化環境の紹介 を参照してください。

VXLAN リンクへの VNIC の割り当ては、VLAN リンクを作成してゾーンに割り当てることと同じです。VLAN の作成とゾーンへの割り当てについての詳細は、Oracle Solaris 11.2 でのネットワークデータリンクの管理 のVLAN を構成する方法を参照してください。