Oracle® Solaris ゾーンの作成と使用

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更新: 2015 年 5 月
 
 

アプリケーションデータのみのバックアップ

アプリケーションデータがファイルシステムの特定の場所に格納されている場合には、このデータだけを定期的にバックアップすることもできます。ゾーンのルートファイルシステムはそれほど頻繁には変更されないため、頻繁にバックアップする必要がない場合もあります。

アプリケーションファイルがどこに格納されているかを確認する必要があります。アプリケーションファイルは次のような場所に格納されている可能性があります。

  • ユーザーのホームディレクトリ

  • /etc (構成データファイルの場合)

  • /var

アプリケーション管理者がデータの格納場所を認識している場合には、ゾーンごとに書き込み可能ディレクトリを割り当てるように、システムを作成することもできます。バックアップがゾーンごとに格納されるので、大域管理者または適切な承認を付与されたユーザーは、その場所をシステム上のバックアップ対象の 1 つとして選択することができます。