ゾーンでは、次のブート引数を zoneadm boot および reboot コマンドに使用できます。
–i altinit
–m smf_options
–s
次の定義が適用されます。
最初のプロセスとなる代替実行可能ファイルを選択します。altinit は実行可能ファイルへの有効なパスでなければなりません。デフォルトの最初のプロセスについては、init(1M) のマニュアルページに記載されています。
SMF のブート動作を制御します。復元オプションとメッセージオプションという、2 種類のオプションがあります。メッセージオプションは、ブート中に表示されるメッセージの種類と数を決定します。サービスオプションは、システムのブートに使用されるサービスを決定します。
復元オプションは次のとおりです。
標準のサービス別出力と、ログに記録されるすべての svc.startd メッセージを出力します。
指定されたマイルストーンで定義されているサブグラフにブートします。有効なマイルストーンは、none、single-user、multi-user、multi-user-server、および all です。
メッセージオプションは次のとおりです。
標準のサービス別出力と、管理者の介入を必要とするエラーメッセージを出力します。
標準のサービス別出力と、詳細情報を提供するメッセージを出力します。
マイルストーン svc:/milestone/single-user:default に対してのみブートします。このマイルストーンは、init のレベル s と同等です。
使用例については、ゾーンのブート方法および ゾーンをシングルユーザーモードでブートする方法を参照してください。
Oracle Solaris サービス管理機能 (SMF) および init の詳細は、Oracle Solaris 11.2 でのシステムサービスの管理 、svc.startd(1M) および init(1M) を参照してください。