Oracle® Solaris ゾーンの作成と使用

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更新: 2015 年 5 月
 
 

unavailable 状態について

Oracle Solaris では、unavailable のゾーン状態は、ゾーンがインストールされているがブートできないことを示します。この状態は、zoneadm list -p コマンド構文の出力に表示されます。

 root@initiator:~# zoneadm list -cp
0:global:running:/::solaris:shared:-:none
-:iscsi:unavailable:/iscsi:a0a4ba0d-9d6d-cf2c-cc42-f123a5e3ee11:solaris:excl:-: 

共有ストレージリソースを含むインストール済みゾーンは、ゾーンフレームワークが共有ストレージリソースの構成中の障害や、ZFS ストレージプール管理中の障害に遭遇した場合、使用不可の状態に入ることがあります。

使用不可の状態からゾーンを移すには、最初に共有ストレージリソースの接続やゾーンの構成ミスに関連する問題を特定し、おそらく修正する必要があります。次に zoneadm attach コマンドを使用して、ゾーンを適切に再接続し、インストール済みのゾーン状態に移すことができます。zoneadm uninstall コマンドで、ゾーンをアンインストールし、構成済みのゾーン状態に戻すことも可能です。

ゾーン状態の詳細は、Oracle Solaris ゾーンの紹介 の非大域ゾーンの状態モデルを参照してください。