ZFS ストレージプールを構成する場合、ミラー、RAIDZ、RAIDZ-2 などの冗長なプール構成を使用してみることができます。共有ストレージリソースをホストするバックエンドストレージで、たとえばハードウェア RAID の形式で障害許容力およびデータ保護が確保されている場合でも、冗長な構成によって、ZFS ストレージプールは固有の自己回復機能を使用できるようになります。
Oracle Solaris ゾーン を共有ストレージリソースでホストする冗長な ZFS ストレージプール構成を使用する 2 つの方法があります。
ミラー化した ZFS ストレージプール構成を使用できます。これはデフォルトで、rootzpool リソースまたは zpool リソースのストレージプロパティーをゾーン構成で複数指定した場合、自動的に作成されます。
または、zpool create コマンドで、RAIDZ や RAIDZ-2 などのより複雑な ZFS ストレージプール構成をあらかじめ作成しておくこともできます。zpool export を使用して、新しく作成した ZFS ストレージプールを再度エクスポートする必要があることに注意してください。次に、zonecfg コマンドを使用して、ゾーン構成で、すべての対応するストレージリソース URI を rootzpool リソースまたは zpool リソースに追加する必要があります。ゾーンフレームワークは次に、新しい ZFS ストレージプールを作成しようと試みるのではなく、ゾーンのインストールまたはクローン中にこの ZFS ストレージプールをインポートします。