Oracle® Solaris ゾーンの作成と使用

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更新: 2015 年 5 月
 
 

論理ユニット URI

論理ユニット URI タイプは、ファイバチャネル (FC) またはシリアル接続 SCSI (SAS) ストレージデバイスを記述します。これは、そのデバイス ID (WWN) に基づいた論理ユニット (LU) を示します。論理ユニットストレージ URI は常にディスク全体を表します。

次に URI 構文のリストを示します。

  • lu:luname.naa.ID

  • lu:initiator.naa.ID,target.naa.ID,luname.naa.ID

URI 構文の使用例は次のとおりです。

  • lu:luname.naa.5000c5000288fa25

  • lu:initiator.naa.2100001d38089fb0,target.naa.2100001d38089fb0,luname.naa.5000c5000288fa25>

luname のみの URI 形式では、ID は論理ユニット名を示します。

initiator,target,luname の形式では、initiator は発信元ポートを、target はターゲットポートを示します。これらが組み合わさって、論理ユニットへのパスが指定されます。2 番目の構文の論理ユニット名は、最初の構文 (luname のみの形式) の URI の luname と一致する必要があります。

luname のみの URI と組み合わせてマルチパスを使用することをお勧めします。マルチパスが無効で、luname のみの URI を使用する場合は指定した論理ユニットへのランダムなパスが選択されます。パスがランダムに割り当てられないようにするために、initiator,target,luname の URI 形式を使用して論理ユニットへの特定のパスを選択できます。マルチパスが有効で、initiator,target,luname の URI 形式を使用している場合、マルチパスフレームワークによって、論理ユニットにアクセスするために使用するパスが制御され、URI はアクセスパスではなく、ユニットを識別するためにのみ使用されます。