ゾーンは稼働状態であっていけません。uninstall 操作は、稼働中のゾーンに対しては無効です。
この手順を実行するには、大域管理者または大域ゾーン内で適切な承認を持つユーザーである必要があります。
詳細は、Oracle Solaris 11.2 でのユーザーとプロセスのセキュリティー保護 の割り当てられている管理権利の使用を参照してください。
global# zoneadm list -v
次のような情報が表示されます。
ID NAME STATUS PATH BRAND IP 0 global running / solaris shared - my-zone installed /zones/my-zone solaris excl
–F オプションを使用すると、処理を強制的に実行できます。このオプションが指定されていない場合、システムにより確認を求めるメッセージが表示されます。
global# zoneadm -z my-zone uninstall -F
zonepath として独自の ZFS ファイルシステムを保持しているゾーンをアンインストールすると、その ZFS ファイルシステムは破棄されます。
global# zoneadm list -iv
次のような情報が表示されます。
ID NAME STATUS PATH BRAND IP 0 global running / solaris shared
トラブルシューティング
ゾーンのアンインストールが中断した場合、ゾーンの状態は不完全なままになります。zoneadm uninstall コマンドを使用して、ゾーンを構成済みの状態にリセットしてください。
zonepath が削除されない場合、このゾーンが別のブート環境内にインストールされていることを示している可能性があります。特定の zonepath を保持するインストール済みゾーンを持つブート環境が存在するとき、zonepath やその zonepath データセット内に存在するさまざまなデータセットは削除されません。ブート環境に関する詳細は、beadm(1M) を参照してください。
実行した操作を元に戻すことはできないため、uninstall コマンドは慎重に使用してください。