mount ユーティリティーで –o nosuid オプションを指定する場合、次の機能を利用できます。
nosetuid オプションを使用してマウントされたファイルシステム上の setuid バイナリに基づくプロセスは、setuid バイナリの権限では動作しません。プロセスは、バイナリを実行するユーザーの権限で動作します。
たとえば、ユーザーが root の所有する setuid バイナリを実行する場合、プロセスはそのユーザーの権限で動作します。
ファイルシステム内のデバイス特殊エントリを開くことはできません。この動作は、nodevices オプションを指定する場合と同じです。
mount(1M) のマニュアルページに記載されているように、このファイルシステム固有オプションは mount ユーティリティーでマウントできるすべての Oracle Solaris ファイルシステムで使用できます。これらのファイルシステムの一覧については、このガイドの ゾーン内でのファイルシステムのマウントを参照してください。マウント機能についても説明します。–o nosuid オプションの詳細は、Oracle Solaris 11.2 でのネットワークファイルシステムの管理 の第 7 章ネットワークファイルシステムへのアクセスを参照してください。