Oracle® Solaris Studio 12.4: dbx コマンドによるデバッグ

印刷ビューの終了

更新: 2015 年 1 月
 
 

変数の調査

スタックトレースにはプログラムの状態を完全に表すための十分な情報が含まれている可能性がありますが、さらに多くの変数の値を確認することが必要になる場合があります。 print コマンドは式を評価し、式の型に基づいて値を印刷します。次は、単純な C 式の例です。

(dbx) print msg
msg = 0x20a84 "Hello world"
(dbx) print msg[0]
msg[0] = ’h’
(dbx) print *msg
*msg = ’h’
(dbx) print &msg
&msg = 0xefffe8b4

データ変更ブレークポイントを使用して、変数や式の値がいつ変化したかを追跡できます (データ変更ブレークポイント (ウォッチポイント) の設定を参照)。たとえば、変数 count の値が変更されたときに実行を停止するには、次を入力します。

(dbx) stop change count