Oracle® Solaris Studio 12.4: dbx コマンドによるデバッグ

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更新: 2015 年 1 月
 
 

メモリーアクセスエラーの報告

実行時検査では、メモリーアクセスエラーに関する次の情報が提供されます。

type

エラーの種類。

access

試みられたアクセスの種類 (読み取りまたは書き込み)。

size

試みられたアクセスのサイズ。

address

試みられたアクセスのアドレス

size

リークしたブロックのサイズ

detail

アドレスについてのさらに詳しい情報。たとえば、アドレスがスタックの近くに存在する場合、現在のスタックポインタからの相対位置が与えられ ます。アドレスが複数存在する場合、一番近いブロックのアドレス、サイズ、相対位置が与えられます。

stack

エラー時の呼び出しスタック (バッチモード)。

allocation

addr がヒープにある場合、もっとも近いヒープブロックの割り当てトレースが与えられます。

location

エラーが発生した位置。行が特定できる場合には、ファイル名、行番号、関数が示されます。行番号がわからないときは関数とアドレスが示されます。

代表的なアクセスエラーは次のとおりです。

Read from uninitialized (rui):
Attempting to read 4 bytes at address 0xefffee50
    which is 96 bytes above the current stack pointer
Variable is ”j’
Current function is rui
   12           i = j;