Oracle® Solaris Studio 12.4: dbx コマンドによるデバッグ

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更新: 2015 年 1 月
 
 

プログラムの実行

プログラムをはじめて dbx にロードすると、dbx は、そのプログラムの「メイン」ブロック (C、C++、および Fortran 90 の場合は main、Fortran 77 の場合は MAIN、Java コードの場合はメインクラス) に移動します。dbx はそのあと、ユーザーがコード内を移動するか、またはイベント管理コマンドを使用することにより、それ以上のコマンドを発行するのを待ちます。

プログラムを実行する前に、そのプログラムにブレークポイントを設定することもできます。


注 -  Java コードと C JNI (Java Native Interface) コードまたは C++ JNI コードの混在するアプリケーションをデバッグする際に、まだロードされていないコードにブレークポイントを設定したいと考える場合があります。詳細については、ネイティブ (JNI) コードでブレークポイントを設定するを参照してください。

プログラムの実行を開始するには、run コマンドを使用します。

必要に応じて、コマンド行引数や、入力に <、出力に > または >> を使用して、入力と出力のリダイレクトを追加できます。>> を使用すると、既存の出力ファイルに内容が追加されます。

(dbx) run [arguments][ < input-file] [ > output-file]

注 -  Java アプリケーションの入力および出力をリダイレクトすることはできません。

注 -  run コマンドからの出力は、>> を使用していないかぎり (この場合は既存のファイルに追加されます)、dbx を実行しているシェルで noclobber を設定している場合でも既存のファイルを上書きします。

run コマンドそのものは、前の引数とリダイレクトを使用して、プログラムを実行します。rerun コマンドは、元の引数とリダイレクトなしでプログラムを実行します。