dbx の起動方法は、デバッグの対象、現在の場所、dbx で行う必要のある処理、dbx にどれだけ精通しているか、およびいずれかの dbxenv 変数を設定しているかどうかによって異なります。
dbx を完全に端末ウィンドウのコマンド行から使用することも、あるいは dbx のグラフィカルユーザーインタフェースである dbxtool を実行することもできます。 dbxtool については、dbxtool のマニュアルページおよび dbxtool 内のオンラインヘルプを参照してください。
dbx セッションを開始するためのもっとも簡単な方法は、dbx コマンドまたは dbxtool コマンドをシェルプロンプトで入力する方法です。
シェルから dbx を起動し、デバッグするプログラムを読み込むには、次のように入力します。
$ dbx program-name
または
$ dbxtool program-name
dbx を起動して、Java コードおよび C JNI コードまたは C++ JNI コードが混在する プログラムを読み込むには、次のように入力します。
$ dbx program_name{.class | .jar}
Oracle Solaris Studio ソフトウェアには、32 ビットプログラムのみをデバッグできる 32 ビット dbx と、32 ビットプログラムと 64 ビットプログラムの両方をデバッグできる 64 ビット dbx の 2 つの dbx バイナリが含まれています。dbx を起動すると、どちらのバイナリを実行すべきか自動的に判定されます。64 ビット OS では、デフォルトは 64 ビット dbx です。
64 ビット Linux OS 上で 32 ビット dbx を使用しているときに、結果として 64 ビットプログラムが実行される場合は、debug コマンドを使用したり、follow_fork_mode 環境変数を child に設定したりしないでください。64 ビットプログラムをデバッグするには、dbx を終了し、64 ビット dbx を起動してください。
dbx コマンドと起動オプションの詳細については、dbx コマンドおよび dbx(1) のマニュアルページを参照してください。