Oracle® Solaris Studio 12.4: dbx コマンドによるデバッグ

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更新: 2015 年 1 月
 
 

デバッグセッションを開始する

dbx の起動方法は、デバッグの対象、現在の場所、dbx で行う必要のある処理、dbx にどれだけ精通しているか、およびいずれかの dbxenv 変数を設定しているかどうかによって異なります。

dbx を完全に端末ウィンドウのコマンド行から使用することも、あるいは dbx のグラフィカルユーザーインタフェースである dbxtool を実行することもできます。 dbxtool については、dbxtool のマニュアルページおよび dbxtool 内のオンラインヘルプを参照してください。

dbx セッションを開始するためのもっとも簡単な方法は、dbx コマンドまたは dbxtool コマンドをシェルプロンプトで入力する方法です。

シェルから dbx を起動し、デバッグするプログラムを読み込むには、次のように入力します。

$ dbx program-name

または

$ dbxtool program-name

dbx を起動して、Java コードおよび C JNI コードまたは C++ JNI コードが混在する プログラムを読み込むには、次のように入力します。

$ dbx program_name{.class | .jar}

Oracle Solaris Studio ソフトウェアには、32 ビットプログラムのみをデバッグできる 32 ビット dbx と、32 ビットプログラムと 64 ビットプログラムの両方をデバッグできる 64 ビット dbx の 2 つの dbx バイナリが含まれています。dbx を起動すると、どちらのバイナリを実行すべきか自動的に判定されます。64 ビット OS では、デフォルトは 64 ビット dbx です。


注 -  Linux OS では、64 ビットの dbx で 32 ビットプログラムをデバッグできません。32 ビットプログラムを Linux OS 上でデバッグするには、32 ビット dbxdbx コマンドオプション –xexec32 を付けて起動するか、DBX_EXEC_32 環境変数を設定する必要があります。

64 ビット Linux OS 上で 32 ビット dbx を使用しているときに、結果として 64 ビットプログラムが実行される場合は、debug コマンドを使用したり、follow_fork_mode 環境変数を child に設定したりしないでください。64 ビットプログラムをデバッグするには、dbx を終了し、64 ビット dbx を起動してください。


dbx コマンドと起動オプションの詳細については、dbx コマンドおよび dbx(1) のマニュアルページを参照してください。