Oracle® Solaris Studio 12.4: dbx コマンドによるデバッグ

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更新: 2015 年 1 月
 
 

pretty-print の使用

pretty-print を使用すると、プログラムで関数呼び出しにより、式の値を独自に表示することができます。dbx は呼び出しベースの pretty-print と、Python で書かれた pretty-print フィルタの 2 つの pretty-print のメカニズムをサポートしています。古い呼び出しベースのメカニズムは、デバッグ対象内で定義されている、特定のパターンに準拠した関数を呼び出すことによって機能します。

dbxdbxenv 変数 output_pretty_print_mode で使用するメカニズムを決定します。call に設定されている場合、呼び出しベースのプリティプリンタだけが検索されます。filter に設定されている場合、Python ベースのプリティプリンタが検索されます。filter_unless_call に設定されている場合、呼び出しベースのプリティプリンタがフィルタより優先されます。

print コマンド、rprint コマンド、display コマンド、または watch コマンドに –p オプションを指定した場合、タイプに関係なく、プリティプリンタが呼び出されます。プリティプリンタの呼び出しの詳細については、pretty-print の呼び出しを参照してください。

dbxenv 変数 output_pretty_printon に設定されている場合、print コマンド、rprint コマンド、または display コマンドにデフォルトとして –p が渡されます。この動作をオーバーライドするには、+p を使用します。さらに、output_pretty_print は、IDE 局所変数、バルーン評価、およびウォッチの pretty-print を制御します。