Oracle® Solaris Studio 12.4: dbx コマンドによるデバッグ

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更新: 2015 年 1 月
 
 

変数と式の出力

dbx は、すべての共有変数、非公開変数、およびスレッド非公開変数を出力できます。並列領域外で thread private 変数を出力しようとすると、マスタースレッドのコピーが出力されます。whatis コマンドは、並列構文内の shared 変数と private 変数のデータ共有属性を出力します。スレッド非公開変数については、並列構造内にあるかどうかには関係なく、そのデータ共有属性を出力します。例:

(dbx) whatis p_a
# OpenMP first and last private variable
int p_a;

print –s コマンドは、式 expression に非公開変数またはスレッド非公開変数が含まれている場合、現在の OpenMP 並列領域内のスレッドごとにその式の値を出力します。例:

(dbx) print -s p_a
thread t@3: p_a = 3
thread t@4: p_a = 3

式に private 変数または thread private 変数が含まれない場合は、1 つの値だけが出力されます。